このエントリーは下記エントリーの続編です。健康管理編です。あくまで個人的な意見です。
この内容を信じて実行して損害を被っても補償しません(爆)。
ここで中高年とは主に40歳代後半以上の方が対象です。
中高年のフリーランス(ライターとかイラストレーターとかカメラマンとか漫画家とか小説家とかウエブデザイナーとか)が長く働き続けるために。
絶対にやってはいけないこと。それはたった2つのことです。
1)徹夜仕事(もしくは睡眠の極端な不足)
2)暴飲暴食
徹夜仕事には、徹夜で遊ぶことも含まれますよ、もちろん。とにかく徹夜はダメです。30歳代のつもりで徹夜すると、確実に持病が増えていきます。普通の体力の中高年はそもそも、徹夜すると次の日とかその次の日とかに、体力と精神力の限界がきて休まざるを得なくなります。体力の衰えを実感するので、たぶん、連続徹夜などということはしないでしょう。たぶん。
問題は一部の体力のある中高年フリーランスです。知り合いその他から得た情報と経験から考えると、体力のあるフリーランスが徹夜を続けてしまうことの方が、危険です。なまじ体力があるだけに、やってしまう。というか、徹夜を前提に仕事のスケジュールを組んでしまう。締切が近づくと徹夜をする。これを繰り返す。するとかなりの確率で軽い持病ではなく、重めの持病に一気に移行します。肝臓病とか腎臓病とか糖尿病とか、精神病(それも治療が難しい方)とかですね。いずれも一生ものの持病となる確率がかなり高いです。
結論から言ってしまうと。長く働き続けたいのであれば、時間管理が必須となります。睡眠時間、運動時間、休憩時間、仕事時間の割り当てを大雑把でも良いから考え、そして実行する。これができないと若い時はなんとかなっても、中高年になるとなんとかなりません。
ときどき、「フリーランスはサラリーマンよりも自由で素晴らしい。キミもフリーランスになろう」、という大馬鹿な意見を見ます。若い人(30歳代以下の方)は絶対に信じてはいけません。フリーランスは自己管理ができないと早死にします。ふつうに長生きしたい方は絶対にサラリーマンになってください。理由は単純かつ簡単です。サラリーマン(会社員)は、会社が時間を管理してくれるからです。
重い病気になっても、大企業とその系列企業であれば、3カ月~6カ月くらいは入院しても生活は余裕で大丈夫です。100%の給料は出ませんが、だいたい半分くらいは悪くても出ます。(ブラック企業は別のテーマなのでここでは想定していません。すみません)
そろそろ次のテーマに行きます。
暴飲暴食には、ばらつきがあります。程度がいろいろあるからです。
アルコールの暴飲は言うまでもありません。長期的には肝臓病にまっしぐら。短期的には酔っ払って転んでケガして入院とか。フリーランスが入院すると、仕事ができません。お客様に多大なご迷惑をおかけすることになります。長期入院で復活したころには、お金をくれる人が減ってます、たぶん。お酒が好きなフリーランスはたくさんいらっしゃいます。飲むなとは言えません。ほんとうに月並みなのですが、ほとほどにしてください。そして週に2日は飲まないように(中高年仕様)しましょう。
食べる方、暴食は、すぐには結果が出ません。短期的には体重が増えるだけでしょう。ですが、ここからが恐ろしいのです。体重が増えるということは、長期的にはとてつもない害毒となります。体重が増えると、腰と膝に負担がきます。腰痛と膝痛の原因となります。また骨折しやすくなります。骨折すると入院して仕事が減るコースに乗ります。そして体重が増えると、かなりの確率で内蔵脂肪が増加します。このため、最初に肝臓がやられます。肝臓がやられると、疲れやすくなり、仕事の効率が低下します。肝炎(脂肪肝による肝炎)を何年も放置すると、肝炎から肝硬変、肝臓がんへの道がひらけます。また血液の脂肪が増えるため、梗塞(血栓)が起こりやすくなります。すると心筋梗塞と脳梗塞で、三途の川を見ることになります。運がよいと戻れますが、たいがいはリハビリが必要な身体となります。
サラリーマン(会社員)はオフィスで仕事をしているので、他人の目があります。のべつ幕なしにお菓子を食べながら仕事、という訳にはなりにくいです(職場によってはお菓子食べ放題(自腹で)という素晴らしいところもありますが)。しかしフリーランスは見張り番がいないので、「いつでもお菓子食べ放題(自腹で)」という悪魔が自分の隣に座っています。ここでもまた、求められるのは「自己管理」です。
自己管理ばっかりでうんざりしてきますが。これが現実です。中高年は無理が効かないんですよ。
サラリーマンは若いときに無茶苦茶な生活をして中高年になって同じ生活を続けて大きな病気をしても、会社が面倒を見てくれます。クビになることはめったにありません。ある意味、安心して病気になれます(病気になっても安心です)。
フリーランスは若いときに無茶苦茶な生活をして中高年になって同じ生活を続けて大きな病気をすると、仕事がこなくなります。収入がなくなり、実質的にクビになったと同じ状態になります。そこから営業活動をして顧客を獲得しなければなりません。元の収入を取り戻せる保証はありません。
極端なことを言ってしまうと。30歳代まではフリーランスが良く見える。でも40歳代を過ぎるとサラリーマンが圧倒的に有利になる。
世の中には、「中高年の起業」や「中高年の独立」という魅力的なキーワードが世の中には溢れかえっています。
自分もフリーランスになったのは45歳のときでした。「中高年の独立」そのものです。あちゃー。
会社員の中である程度の割り合いの方が中高年になるとなぜ、独立を考えるようになるのでしょうか。当然ながら、大きな理由があります。
それについては別のエントリーで述べることにします。