Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

中高年の心身は、いくつもの持病だらけという現実(若い方へのメッセージ)

2017年も残すところ、あと僅かになりました。

12月は上旬に海外出張があり、戻ってからはその報告書となる記事を書いていました。
つまり中旬は記事執筆に追われておりました。

このため、病気の通院がすべて12月の下旬に延期されるという。服用薬の残りをカウントしながらの綱渡りです。

病気があるというと、何か特殊なことに聞こえそうです。早く治るとよい、とかですね。
しかし50代末の持病のほとんどは治る見込みはありません。死ぬまで付き合っていくしかなさそうです。
これが還暦前の中高年の現実です。


30代(年齢です)には想像もしなかったことなのですが、40代、50代と想像を超えて心身は劣化していきます。

劣化は持病という形で現れます。40代で普通に現われるのは老眼です。老眼を病気と呼べるかどうかは別にして、大半の方は老眼になります。自分の知っている範囲で50歳になるまでに老眼にならなかった方はいません。


それから身体では肩こり、腰痛、肥満などが起こります。同じ食事をしていても、太るようになります。太ると腰痛が起こります。また老眼のせいで肩こりが起こりやすくなります。
心では抑うつ症状が出やすくなります。まれにですが突発性難聴やメニエール症候群を患う方もいらっしゃいます。
それから通過儀礼として、帯状疱疹を患うことがあります。帯状疱疹水疱瘡ウイルスによる再発なのですが、精神的なストレスで抵抗力が下がり、水疱瘡ウイルスの増殖を許してしまうのです。


ぶっちゃけるとこれ、ほとんど自分もやりました。酷いものです。腰痛では会社を3日間ほど休みました。帯状疱疹では辛うじて入院を免れましたが、神経の痛みがあれほど辛いものだとは、初めて知りました。痛いです。2番めに務めた会社でトップが交代してからパワハラを受けて抑うつ症状も出ました。抑うつ症状はいまだに治りません。薬で抑えています。


そして50代に入ると、人によっては皮膚が乾燥することによる、炎症に悩まされます。自分も皮膚の炎症が出ました。そして治りません。内服薬と塗り薬をずっと、何年も使っています。

この皮膚炎のために、石鹸とお風呂がダメになりました。石鹸を塗ると皮膚が荒れるのです。汚れの酷い所以外は、石鹸を使わずにお湯で洗っています。皮膚科のお医者様によると、石鹸を使わなくてもお湯や水だけで皮膚の汚れは落ちるとのことです。

お風呂がダメというのは、湯船に浸かることが皮膚の脂分を溶かして乾燥させるという意味です。自分の場合、2日続けて湯船に入ると、確実に皮膚に炎症が発生してかゆみ、赤み、割れ(痛いです)などが生じます。温泉ランドなど、もってのほかです。確実にやられます。したがってほぼシャワーだけの生活となります。湯船に入るのは数日に1回です。


それから多くの方は血圧が上がってきます。自分は幸い、血圧があまり高くありません。しかし家族(2歳下)は血圧が上がってしまい、降圧剤をときどき服用しています。降圧剤の服用が一生、続きます。


そしてこれからは親世代からの伝聞なのですが、60代~70代になると眼が劣化します。かなり確実に待っているのが、白内障です。水晶体が白濁するため、色の見え方が変わります。知人や親族で白内障の手術を経験している方の多いこと。


自分は極度の近眼のせいか、眼底が弱いのです。最近、眼底出血が起こりました。眼底写真で見る出血部位は赤い斑点で、かなりのショックを受けます。眼圧は正常なので、原因は不明でした。服用薬の投与によって2カ月くらいでようやく消失しました。順調に行けば、これは完治しそうです。服用薬は3種類あってそれが1日に3回。かなり面倒くさく、ときどきは飲み忘れが起きます。


そして欧州あるいは米国へ出張した後の回復が加齢とともに遅くなりました。最近は、出張した翌週は力が抜けたような感覚が続き、仕事の速度が3分の1くらいに下がります。かなりへばります。帰国後1週間はダメダメです。


現在の薬の種類はこのくらいかな。持病Aが2種類(服用1日2回と、外用薬1日2回)、持病Bが6種類(1日1回が6種類、1日2回が1種類)。眼底出血の内服薬が3種類。合計で11種類の薬を日常的に服用あるいは使っています。11種類もあると、覚えきれません。しばしば、どれかを忘れます。


そして風邪を引くと治りが悪いです。スッキリとは治らず、ぐずぐず後を引きます。ケガをすると、皮膚の再生が遅くなっていることがはっきりと分かります。直りが悪いです。


もし50代になってもこういったことがないとしたら、それはとても運が良いといえます。でも現実は、厳しい。大半の方は、上記のような現実を受け入れざるを得ません。


30代以下の方に言いたいのは、心身の調子を心配せずにものすごく働いたり、ものすごく遊んだりできるのは、今だけだということです。だからできたら、ものすごく働いてください。そしてものすごく遊んでください。これができるのが若さ「だけ」の特権です。


50代になるともはや、心身のその日の状態と相談しながら、やりくりするのが当たりまえになります。ときどき、化け物のようにエネルギッシュな50代が著名人にいらっしゃいますが、アレは例外です。アレを基準にしてはいけません。普通の人々である我々には、普通の年寄りになる覚悟が必要です。



普通の年寄りになる覚悟。実際には、そう悪いものではありません。
年寄りゆえの経験値があるので、楽しみ、希望、夢は尽きません。
50代から60代は、まだまだいけます。いろいろなことに留意すれば、ですが。


そして40歳以下の方へ。50代以上の方はほとんどみな、見えないけれども持病があります。
これからは、持病持ちの前提で、50代以上の方を見てあげてください。
若い貴方とは違うのです。少しの優しさを、ありがとう。



65歳からの誤嚥性肺炎のケアと予防: 9割の人は持病では死なない!

65歳からの誤嚥性肺炎のケアと予防: 9割の人は持病では死なない!