EETimes Japan様から頂いておりますコラム「研究開発のダークサイド」を更新しました。
「研究開発のダークサイド(9):近代科学の創始者たちに、研究不正の疑いあり(天動説の「再発見と崩壊の始まり」編)」
http://eetimes.jp/ee/articles/1703/28/news022.html
プトレマイオスの理論体系を完全に理解したレギオモンタヌスですが、その弱点もいち早く見抜きます。観測天文学からすると、明白な誤りがいくつも見つかってしまったのです。そこで彼は新しい理論体系の構築に取り掛かります。しかし完成を見ることなく、早逝してしまいます。
レギオモンタヌスとポイルバッハが完成させたプトレマイオス天文学のラテン語抄訳本にして解説本「数学集成の摘要」は印刷出版されたことで、その後、数多くの天文学者に読まれていきます。その一人がコペルニクス(地動説理論の提唱者)です。