PC Watch様から頂いておりますコラム「セミコン業界最前線」を久々に更新しました。
2020年の半導体市場の動向を上半期の結果から説明しています。
COVID-19の影響で成長率は当初の予測(10%前後の回復もありそう)から下がり、マイナス成長もありそうです。
といっても観光業や交通業、飲食業などのサービス業の惨憺たる状況、マクロ経済(GDP)の年率20%近いマイナス(日本)から比べると、半導体産業は恵まれているといえましょう。半導体メーカーでCOVID-19のために倒産するところはあまりなさそうです。
一方で在宅学習や在宅業務などのために、消費者向けパソコンとSSD、そしてクラウドサーバーの売れ行きが好調なようです。もっともパソコンは大半を占める法人需要がWindows10による買い換え需要が完了してしまったために、売れ行き台数は芳しくありません。
2020年の前半は比較的高く回復しましたが、後半は厳しい状況になりそうです。