Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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コラム「セミコン業界最前線」を更新。「世界半導体市場、2023年の2ケタ減から2024年の2ケタ増へ急回復」

PC Watch様から頂いておりますコラム「セミコン業界最前線」を更新しました。
年初恒例の世界半導体市場動向です。2023年のまとめ(推定値)と2024年の予測を業界団体や市場調査会社などのデータから解説しております。

pc.watch.impress.co.jp

2023年の世界半導体市場は10%近いマイナス成長と見込まれます。
2022年後半から始まったメモリ不況は、2023年末になってようやく回復が始まりました。2023年のメモリ市場は40%近いマイナスと推定されています。ビット需要はまだあまり伸びていないのですが、販売価格(記憶容量当たり)が上昇し始めています。

そして今年、2024年はメモリが牽引します。半導体市場全体では15%前後の成長が予測されています。メモリ市場は40%を超える伸びが期待されています。

個人的に驚いたのは、円ベースの日本市場が2022年に過去最大を更新していたことです。うかつでした。2007年に約5兆7000億円でピークとなってから、ずっと低空飛行を続けてきました。2021年から2022年はそれほど円安になっていないにもかかわらず、販売額が大きく上昇しています。2022年から2023年は円安の影響が大きいと考えられます。

詳しくは記事をお読みいただけるとうれしいです。