欧州最大の半導体国際学会「ESSDERC/ESSCIR」のレポートをPCWatchに掲載していただきました。
【ESSDERC/ESSCIRC 2016レポート】炭化シリコンや窒化ガリウムを超える、ダイヤモンドのパワーデバイス
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1024073.html
ダイヤモンドのエレクトロニクス応用に関する講演を紹介しております。シリコンやゲルマニウムと同じ、?族元素である炭素でできているダイヤモンド。?族元素あるいは?族元素をドーピングすれば、それぞれp型半導体とn型半導体になります。ダイオードやトランジスタなども作れます。
ダイヤモンドで出来たトランジスタの注目すべき点は、高温特性の素晴らしさ。なんと400℃もの高温下でバリバリ動きます。そして面白いのは室温よりも、400℃での方がずっと性能が良いこと。なんか、とても興味が湧きます。
つい天然ダイヤモンドを想像してしまい、値段の心配をしてしまいます。ところが。人工ダイヤモンドがかなり大量に作れるんですね。今は。しかも炭素は、ほぼ無尽蔵に存在します。うわー。夢があります。ダイヤモンド半導体。