PC Watch様から頂いておりますコラム「セミコン業界最前線」を更新しました。フラッシュメモリと応用品に関する世界最大のイベント「フラッシュメモリサミット(FMS)」からキーノート講演の紹介記事第3報です。
第1報はSK hynixです。第2報はキオクシア。今回の第3報はWestern Digital(WD)となります。
キオクシアとWDがNANDフラッシュを共同で開発して共同で生産していることは、半導体メモリ業界では良く知られています。
しかし国際学会やイベントなどで両社が個別に講演する内容は、かなり違います。もちろん同じ技術の話です(国際学会では共同で同じ内容の論文を発表することがほとんど)。
でも個別の情報になると、公開する情報や講演のスタンスなどが違う。
過去には量産チップのメモリセルアレイの製造工程がBiCSではなく、V-NAND(Samsungが開発した技術)であることを明らかにしたことがありました。これもWDの講演からです。
今回のFMSキーノート講演では3D NANDフラッシュのコスト効率をかなり詳しく説明していました。
製造コストをしゃべる(もちろん相対比較です)こと自体が、かなり珍しいことです。
うすうす感じていたことが、かなり明確になりました。
詳しくは記事をお読みいただけるとうれしいです。