Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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コラム「デバイス通信」を更新。新シリーズ「Intelが始まったころ」第2回「1969年のIntel」

EETimes Japan様から頂いておりますコラム「デバイス通信」を更新しました。

eetimes.jp

新シリーズ「創業期のIntel」の第2回です。創業翌年の1969年の活動実績と業績をご紹介しております。

1968年7月に設立されたIntelは、9カ月後の1969年4月には早くも、最初の製品を完成させます。
64ビットのバイポーラRAM「3101」です。
そして7月には、この最初の製品による売り上げが立ちます。凄い速さです。

詳しくは記事をお読みいいただけるとうれしいです。

Intel創業2年目、初めての製品売り上げを計上するも赤字は拡大 (1/2) - EE Times Japan

コラム「ストレージ通信」を更新。3D NANDフラッシュのキープロセス「絶縁膜の埋め込みと平坦化」

EETimes Japan様から頂いておりますコラム「ストレージ通信」を更新しました。

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絶縁膜の埋め込みと平坦化が、複雑な形状の加工を支える (1/2) - EE Times Japan


3D NANDフラッシュメモリの製造を支えるキープロセスをシリーズでご紹介しております。
今回は、「絶縁膜の埋め込み」と「平坦化」です。
どちらも3D NANDフラッシュの非常に複雑な形状の加工を陰から支える、重要な技術だと言えます。


お手すきのときにでも、記事を眺めていただけるとうれしいです。

コラム「デバイス通信」を更新。新シリーズ「Intelが始まったころ」をスタートしました

EETimes Japan様から頂いておりますコラム「デバイス通信」を更新しました。

Intelの創業黎明期を年次報告書(アニュアルレポート)から描く、新シリーズをはじめました。

eetimes.jp

Intelの創業年、研究開発主体で売り上げは「ゼロ」 (1/2) - EE Times Japan


なぜこのようなシリーズを始めたかといいますと、今年がIntel創業50周年だからです。
創業50周年記念シリーズ、とでもいいましょうか。


でもってですね。このシリーズを構想したのは、約1年半ほど前になります。
2017年の6月ころでしょうか。「来年の7月にIntelは創業50周年」だと気づいたんですよ。

あのIntelのことだから、当然、何かやってくるに違いない。と勝手に予想しました。
そしてやっぱりといいますか。Intelは今年の5月くらいから創業50周年記念のウエブサイトをオープンしました。
そしてコンテンツを順次、載せていったのです。このあたりの経緯は別のコラムで書いてます。

pc.watch.impress.co.jp


それとは別に、Intelのウエブサイトには、創業年の1968年から現在までの業績や主な事業活動などがすべて、年次報告書(アニュアルレポート)の形で公開されていることに気づいたんですね。


半導体産業は企業の栄枯盛衰が激しく、50年分のアニュアルレポートを読める半導体企業は非常に少ないと言えます。ひょっとしたら、Intelだけかもしれません。50年ほど前に生まれた半導体企業のほとんどは、倒産したり、他社に買収されたり、他社と合併したり、あるいは上場企業でも買収によって非上場になったり(非上場になると業績の公開義務がなくなる)。いろいろな理由で業績が公式文書として残っていません。


Intelの凄いところは、非上場企業の時点における業績の報告書をウエブサイトに掲載し、公表していることです。このような企業は、あまり見かけません。


そこで思いついたのは。Intelのアニュアルレポートをたどっていくことで、半導体産業の歴史の一端を明らかにできるのではないか、ということです。創業年の1968年から、1年ずつ、アニュアルレポートの概要をご紹介する。場合によっては手持ちの情報(公開情報に限る)を追加して補足する。こういった試みです。


ただし問題が1つあります。このシリーズを昨年(2017年)まで続けていくと、最終回まで「50回」もかかってしまうということです(爆)。これはアカンです。

そこでシリーズ名は「Intelの「始まり」を振り返る」とし、長くても10回(10年分)くらいで休止できるように設定しました。
もっとも個人的にはIntelの創業期は本当に面白いのですが、それもすぐに終わってしまう、と思っております。
10回(10年分)でも長いかもしれません。5回くらいで、いったん休止するかも、です。


とりあえず、お付き合い頂けますよう、お願い申し上げます。

コラム「セミコン業界最前線」を更新。「12月上旬開催予定の国際学会IEDM2018のプレビュー」

PC Watch様から頂いておりますコラム「セミコン業界最前線」を更新しました。

pc.watch.impress.co.jp


【福田昭のセミコン業界最前線】半導体デバイスの明日を展望するIEDM 2018が12月に米国で開催 - PC Watch


半導体の研究開発コミュニティにおける冬の二大イベントの1つ。
「国際電子デバイス会議」こと「IEDM」のプログラムが公表されました。
そこでIEDM事務局からのプレスリリースを混ぜながら、プレビューをまとめております。


例年ですとIEDMのプレビュー記事は10月中旬にプログラム公表、自分がそれを読みます。
注目の講演を個人的な偏見(爆)に基づいて選んで、記事をまとめます。
そして10月下旬にはプレビュー記事が掲載されます。
ちなみに昨年は10月26日、一昨年は10月27日にプレビュー記事がアップロードされております。ほぼ同時です。


ところが、今年はプログラムの公表がかなり遅れました。
そもそも、事務局がプログラムの公表前に、今年のIEDMのみどころ(ハイライト)をリリースとして配布します。
そのリリースのタイミングが、今年は例年よりも遅れました。
そしてプログラムの公表時期は、さらに遅れました。


このため、例年よりも2週間強もプレビュー記事の掲載時期が遅くなっております。ほとんどギリギリです。
理由はよく分かりません。
ただ、今年はセッション数と講演数が昨年よりも多いように感じました。
そうなると事務局は大変です。単純に事務作業の量が増えます。すると納期が遅れます。
あと、投稿論文の集まりが思わしくない場合には、投稿の締め切りを延長することがあります。
締め切りを延長すると、採択講演の決定時期は遅れます。


こういったことが、今年のプログラム公表の遅れの理由として考えられます。


それで肝心の内容ですが。それをここで書いてしまうと記事を読まないでしまうのが怖いっす。
ですので書きません(爆)。


プレビュー記事をお読みいただけると、うれしいです。

pc.watch.impress.co.jp