Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

コラム「デバイス通信」を更新。新シリーズ「Intelが始まったころ」をスタートしました

EETimes Japan様から頂いておりますコラム「デバイス通信」を更新しました。

Intelの創業黎明期を年次報告書(アニュアルレポート)から描く、新シリーズをはじめました。

eetimes.jp

Intelの創業年、研究開発主体で売り上げは「ゼロ」 (1/2) - EE Times Japan


なぜこのようなシリーズを始めたかといいますと、今年がIntel創業50周年だからです。
創業50周年記念シリーズ、とでもいいましょうか。


でもってですね。このシリーズを構想したのは、約1年半ほど前になります。
2017年の6月ころでしょうか。「来年の7月にIntelは創業50周年」だと気づいたんですよ。

あのIntelのことだから、当然、何かやってくるに違いない。と勝手に予想しました。
そしてやっぱりといいますか。Intelは今年の5月くらいから創業50周年記念のウエブサイトをオープンしました。
そしてコンテンツを順次、載せていったのです。このあたりの経緯は別のコラムで書いてます。

pc.watch.impress.co.jp


それとは別に、Intelのウエブサイトには、創業年の1968年から現在までの業績や主な事業活動などがすべて、年次報告書(アニュアルレポート)の形で公開されていることに気づいたんですね。


半導体産業は企業の栄枯盛衰が激しく、50年分のアニュアルレポートを読める半導体企業は非常に少ないと言えます。ひょっとしたら、Intelだけかもしれません。50年ほど前に生まれた半導体企業のほとんどは、倒産したり、他社に買収されたり、他社と合併したり、あるいは上場企業でも買収によって非上場になったり(非上場になると業績の公開義務がなくなる)。いろいろな理由で業績が公式文書として残っていません。


Intelの凄いところは、非上場企業の時点における業績の報告書をウエブサイトに掲載し、公表していることです。このような企業は、あまり見かけません。


そこで思いついたのは。Intelのアニュアルレポートをたどっていくことで、半導体産業の歴史の一端を明らかにできるのではないか、ということです。創業年の1968年から、1年ずつ、アニュアルレポートの概要をご紹介する。場合によっては手持ちの情報(公開情報に限る)を追加して補足する。こういった試みです。


ただし問題が1つあります。このシリーズを昨年(2017年)まで続けていくと、最終回まで「50回」もかかってしまうということです(爆)。これはアカンです。

そこでシリーズ名は「Intelの「始まり」を振り返る」とし、長くても10回(10年分)くらいで休止できるように設定しました。
もっとも個人的にはIntelの創業期は本当に面白いのですが、それもすぐに終わってしまう、と思っております。
10回(10年分)でも長いかもしれません。5回くらいで、いったん休止するかも、です。


とりあえず、お付き合い頂けますよう、お願い申し上げます。