Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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日産車の現場に灯る黄信号


日経ものづくり2007年9月号特集「持続なき復活、日産車の現場に灯る黄信号」
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20070828/138320/


力作です。一読をお薦めします。
日産自動車の復活の一因が徹底したコストダウンにあることは知られています。
しかし、その反動があちこちに出てきているという現状を指摘したのが本特集です。
日産の様子が最近おかしいのは、傍目で見ていてもわかるくらいでした。
その疑問にきちんと答えてくれた記事です。



【9月10日追記】
カルロス ゴーン(Carlos Ghosn)氏が日産親会社のルノー日産の2007年3月期有価証券報告書によると同年3月31日時点で日産株式の44%をルノーが所有)と日産のCEOを兼務した状態は、もはや無理があるな、と記事を読んでいて思いました。


両社の意思疎通には、日産とルノーのトップが同一人物であるとは最上かもしれません。提携後のしばらくは有効でしょう。しかし長期的には無理があり、すでに限界のようにみえます。


ゴーン氏がルノーのトップ専任になり、日産は早期に別の人間がCEOに就任した方がよいと思っています(実質的にはすでにそうなっている(日産は志賀氏にまかされている)のかもしれませんが、公式に別の人間が日産のCEOになることとは、意味が違います)。