(お知らせ)2月3日の午後はずっと「はてな」のメンテナンスでアクセスがとまっておりました。午後7時くらいには再開したようです。ご不便をおかけしました。
●日経ものづくり2007年2月号95ページ特報/事故は語る「工場の安全の死角、お粗末な「簡易リフト」」(萩原博之記者)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20070128/127020/
スキー場のリフトではありません(一応)。工場で荷物の上げ下しに良く使う簡易リフトのことです。昔は街の食堂でも1階と2階の間で料理の運搬に使っているのをときどき見かけました。アレです。
簡易リフトの事故がわかっているだけで最近の3年間に20件。そして死者が出た事故がそのうち17件。死亡率85%は明らかに常軌を逸脱しています。
当然ながら理由がありました。ありあまるほど。その部分は日経ものづくりの記事をご参照ください。
この記事の素晴らしいところは、問題点追求にとどまらないことです。
きちんと解決策を提示してくれています。それもブリヂストンの工場で使わている簡易リフトという実例で。これはスゴイことです。
196ページを見たら理由が分かりました。日経ものづくり編集部のブログがきっかけでした。
●2006年6月16日付け「知られざる簡易リフトの恐怖」(吉田勝記者)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20060616/118265/
このエントリをブリヂストンの方が読まれたことが、今回の記事につながっていました。
そして発端となった簡易リフトの事故報告書(国土交通省とりまとめ)を編集部に持ち帰ったのは中山力記者のようです。中山記者はシンドラー社のエレベータ事故に関する記事を同誌で執筆しています。中山記者が持ち帰った特ダネを吉田記者がブログで報じ、解説記事は萩原記者が執筆する。今回の記事は、編集部内の連携が非常に上手くいっていることの証にも見えます。