Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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フォトニック結晶の入門書(理工系向け)

フォトニック結晶入門

応用物理で注目のテーマ「フォトニック結晶」に関する入門書。
フォトニック結晶とは誘電体(薄膜や柱、立方体、球体など)を周期的に積み重ねた構造である。周期は光の波長に近い。すなわち、ものすごく短い。こういった構造物では特定の周波数の光を反射したり、吸収したり、局在させたりできる。半導体結晶のエネルギバンドギャップのような状態を光に対して作り出せる。このためフォトニック「結晶」の名前がついている。

本書は、研究テーマにフォトニック結晶を選んだ大学院生にとっては必読の書だと思う。マクスウエル方程式の復習から始まるなど、説明の順番に配慮している。
このため、理系学部卒クラスであれば読み進められる。
でも内容は途中から、かなり難しくなってくる。というか、途中からはよくわかりませんでした(泣)。

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