Electronics Pick-up by Akira Fukuda

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コラム「ストレージ通信」を更新。代表的な強誘電体材料をまとめて解説(前編)


EETimes Japan様から頂いておりますコラム「ストレージ通信」を更新しました。


強誘電体メモリの再発見(6):代表的な強誘電体材料(前編)〜圧電セラミックス系材料」
http://eetimes.jp/ee/articles/1707/20/news022.html


強誘電体メモリの候補となった、代表的な強誘電体材料をまとめて解説しています。前編の今回は圧電セラミックス材料です。ペロブスカイト構造と呼ぶ、独特の結晶構造をしていることが共通しています。


ちなみに「ペロブスカイト(perovskite)」の名称は、ロシアの鉱物学者ペロブスキー( Lev Aleksevich von Perovski ,1792-1856)に由来するそうです。といっても最初のペロブスカイト結晶であるチタン酸カルシウムをロシアのウラル山脈で発見したのは、ドイツ(プロシア王国)の鉱物学者グスタフ・ローゼ(Gustav Rose, 1798-1873)で、1839年のことです。ペロブスキーの功績を讃える意味で、名前を付けたようです。

さらに付け加えると、ローゼの功績を讃えた鉱物が「ローズ石」、あるいは「ローゼ石」、「ロゼライト(Roselite)」と呼ばれている美しい赤紫色で知られる石です。