Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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コラム「セミコン業界最前線」を更新。12月開催のIEDM 2017の概要を紹介しています

PCWatch様から頂いておりますコラム「セミコン業界最前線」を更新しました。


pc.watch.impress.co.jp


12月に米国サンフランシスコで開催予定の国際学会「IEDM 2017」の概要がまとまりました。

IEDMは半導体のデバイス技術とプロセス技術に関する世界最大の国際学会で、半導体の研究開発コミュニティでは最もメジャーなイベントです。


最先端の半導体製造技術の動向を把握するためには、参加が必須のイベントとも言えます。


詳しくは記事を閲覧していただけると、うれしいです。


集積回路工学〈1〉プロセス・デバイス技術編 (大学講義シリーズ)

集積回路工学〈1〉プロセス・デバイス技術編 (大学講義シリーズ)

技術書の同人イベント「技術書典3」にサークル参加しました

10月22日に秋葉原で開催予定の技術書オンリーイベント「技術書典3」にサークル参加しました。

おかげをもちまして完売しました。ありがとうございました。

購入できなかった来場者の皆さま、すみません。


以下は開催前の告知文です。


「技術書典3」の公式サイトです
https://techbookfest.org/event/tbf03


サークル名「こじくれワークス」 ペンネーム「ふくふく亭」 レイアウト位置「き09」
https://techbookfest.org/event/tbf03/circle/5710396451192832

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まったく初めてのサークル参加なので、冷や汗を出しまくっています。

とりあえず、ストレージあるいは半導体メモリの本を出す予定です。
テーマの候補は「NANDフラッシュメモリ」、「次世代不揮発性メモリ」、など。

現在のところ、決定している頒布物は以下のようなものです。
「HDD業界とSSD業界の基礎知識本」(完成)
「HDDの信頼性に関する基礎知識本」(完成)
SSDの信頼性に関する基礎知識本」(完成)


techbookfest.org
下まで見ていくと頒布物の概要があります。チェックをお願いします。


オフセット本を出す時間がないので、コピー本です。まさに「薄い本」(爆)。
いずれもすぐ読める。「1分間でいろいろ分かる本」となっております。

万が一、複数の薄い本が完成した場合は、PDF化したセット本をCD-ROMあるいはUSBメモリで頒布します(万が一ですので念のため)。(諸事情により取り止めました)


価格はすべて200円の予定です。現在検討中です。コピー本なので、あまり高くはしません。でも薄いです。


あと、大事なこと忘れてました。


コピー本なので委託販売はありません通販の予定もありません。会場での頒布のみとなります。

コラム「ストレージ通信」を更新。「不揮発性DRAMへのアプローチ」

EETimes Japan様から頂いておりますコラム「ストレージ通信」を更新しました。


eetimes.jp


ポイントは、これまでご紹介してきた二酸化ジルコニウムが、DRAMキャパシタの絶縁材料でもある、という点です。つまり、工夫次第で、DRAMキャパシタが不揮発性になる。すると、DRAMが不揮発性になる、というシナリオです。


うわー。二酸化ハフニウム強誘電体の発見から、反強誘電体である二酸化ジルコニウムの発見。そしてDRAMキャパシタの不揮発化へ。すごい流れです。


これらの一連の研究に、ドイツの大手DRAMメーカーQimondaが協力していました。残念なことに、Qimondaは2009年に倒産してしまったのです。Qimondaが今でもDRAMメーカーとして健在であったならば。いろいろと面白いことが起きそうだっただけに惜しいです。



Dynamic RAM: Technology Advancements

Dynamic RAM: Technology Advancements

コラム「ストレージ通信」を更新。反強誘電体キャパシタで実際に残留分極を確認

EETimes Japan様から頂いておりますコラム「ストレージ通信」を更新しました。


eetimes.jp


仕事関数の異なる電極を使った反強誘電体キャパシタを作製し、残留分極「あり」と「なし」の2つの状態を実現しました。これで不揮発性メモリとして使えることが分かりました。


詳しくは記事をご参照いただけるとうれしいです。