Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

いつまでたっても海外出張が減らない、どころか、増えそうな理由

(この内容はfacebookに書いたものと同じです)
 「経費削減のために今年は海外出張を必要最低限まで減らすぞ!!」と誓ったはずが。気がつくとこうなっています(苦笑)。これまで海外出張した月は、2月、4月、6月、7月、8月。これから海外出張する月は、9月、10月、12月。予定分だけで年間8回に。全然減ってない・・・。道理でいつも、資金繰りに苦労するわけです(爆発)。しかしですよ。米国に行かないと情報が取れないんですよ。


 この間ですね。応用物理学会秋季大会のプログラムを読みました。応物方面の取材が必要になったので。ところがですね。これがぜんぜんダメだったんです。海外のイベントで出ていた情報が半年遅れとかで、応物に出てくるんですよ(特定テーマのシンポジウムがひどい)。なんといったら良いのか。周回遅れでとなりのトラックを並走しているのに、それに気づかない周回遅れの走者といいますか。虚しかったです。応物、悪くないですよ、もちろん。良い研究成果がたくさんでています。でもね、世界をリードするといいますか、牽引するといいますか、主導するといいますか、そういった雰囲気ではないんですよ。25年くらい前の応物はもっとこう、最先端といいますか。そういった雰囲気があったんだけど。もっと言ってしまうと「応物を外すと遅れる」という困った感があったんです。でも、今の応物には、残念ながら、ない。ですから、参加しませんでした。だって参加しなくても困らないんだもの。


 ところが。米国のイベント。たとえばFMS(フラッシュメモリサミット)とか、IDF(インテル開発者フォーラム)とか、IEDMとか、ISSCCとかは、「参加しないと遅れる」という感覚がとっても強いんです。そして参加するとますます、「来年も参加しないとまずいなあ」という気分になるんです。だから、なるべく、参加するようになってしまう。参加すると、また参加したくなることが多い。結局、アメリカ。アメリカになってしまう。悲しいながら、それが現実。アメリカに行かないと、新しい情報が取れない。日本ではダメ。

 そういった状況が最近は特に酷くなっている。困ったものです。