Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

コラム「セミコン業界最前線」を更新しました「ソシオネクストの誕生」

PCWatch誌で連載しておりますコラム「セミコン業界最前線」を更新しました。


富士通パナソニックのシステムLSI統合会社「ソシオネクスト」」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/20150316_692816.html


話題になっているのかどうかは分かりませんが、富士通パナソニックのシステムLSI事業を統合して発足した新会社「ソシオネクスト」の解説記事です。


えーと。白状します。タイトルからして、負けです。なぜかといいいますと。「ソシオネクスト」の特徴といいますか、得意技といいますか、あるいは将来展望とかが、調べても分からなかったんです。ですから、このような、ある意味、面白みのないタイトルになっています。



そうは言ってもですね。社員が2600名強もいて、売り上げが1500億円あるのですから、これはもう結構な大企業です。それが競争の激しいシステムLSIで顧客を獲得するためには、何らかの特徴といいますか、あのですね、個性といいますか、そういったものが必要ではないかと。そう愚考する次第なのです。ところがですね。それが、あまり良く見えない。


あと2年前にこの話がメディアに公表されたときに最初に疑問に感じたのが「システムLSI事業ってナニ?」です。システムLSI事業と言われても、抽象的なんですよ。半導体に少しは詳しいと思っている自分には、ピンとこない。カスタムのことなの、それとも、違うの、とか。分からなかったんです。


まあ、今回の記事を書くにあたってですね。いろいろ調べて。それでようやく分かったわけです。SoC(system on a chip)と同じであると。それから、ASSP(特定用途向け半導体製品、市販される)とカスタムLSIの両方のビジネスを手がけると。といっても主力はたぶん、ASSPだと思うんですが。事業組織の構成からは、ASSP主体のビジネスだなと、こう思うわけです。なにしろカスタムLSIの事業部は1つだけ。ほかの7つの事業部はASSPなんですから(一部、カスタムがあるとは思います)。


それから、余談ですが、本社所在地の住所に覚えがあったのです。富士通セミコンクターの本社と同じ住所ではないか。するとこれは同居するのかなと。ところが違っていまして。2月23日までに富士通セミコンダクターは、同じ新横浜の近所のビルに引っ越していたんですね。つまり、新横浜にある富士通半導体グループの中で引っ越さなかった部隊が、名前を変えてソシオネクストになったと。そういうわけです。記事では本論と関係ないのであまり書かなかったのですけど。なんとなく富士通セミコンダクターが追い出されたようで、不思議な感じがします。富士通VLSI(愛知県春日井市)もそのまま、ソシオネクストに社名が変わるだけですし。


ほかにもいろいろ思うところがあるんですが。本日はこのへんで。


とりあえず、記事を熟読していただけたらと。眺めてはダメです。じっくり読んで味わってください。よろしくお願いいたします。


【追記】週間アクセスランキングで9位に入りました。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/accessranking/20150323_694133.html
これも皆さまのおかげです。ありがとうございます。