8月31日〜9月2日に開催された自動認識総合展(Auto ID Expo 2011)のレポートをCQ出版様のウエブ・サイト「組み込みネット」等に掲載していただきました。バーコード・リーダーやRF IDタグなどの展示会です。
「スマートフォンが自動認識デバイスに早変わり ―― 第13回 自動認識総合展」
http://www.kumikomi.net/archives/2011/09/rp37auto.php
この展示会は毎年9月上旬〜中旬に開催されるのですが、毎年、レポート記事のテーマに悩むのです。新しい製品とか技術とかが出てこなかったどうしよう、とか、新技術が出ていてもまとめられなかったらどうしよう、とか。
ところが参加するたびに新しい製品や技術が出てきて、いくつもの発見があるんですね。この分野は日々、技術開発が続けられていることが分かります。有り難いことです。
個人的に注目しているのは、スマートフォンやメディアタブレットなどをプラットフォームとした組み込み機器開発です。スマートフォンはタッチパネル、フルカラーディスプレイ、無線LAN、Bluetooth、3G/4G通信と一通りのユーザーインタフェースとネットワークインタフェースを備えた機器ですので、組み込み機器の仕様に合わせた機能(アダプタとドライバとアプリケーション)を追加するだけで、システムができあがってしまいます。このことに注目して技術開発を進めている企業が世界中で増えています。
マイコンの評価ボード・ベースの開発ではなく、スマートフォン・ベースの開発になると、システム開発の抽象度が一段と上がります。それだけ、複雑なシステムを開発しやすくなる、ということでもあります。
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