Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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松下のコンシューマ製品がニコンとBraunに比べてダメなところ


松下(パナソニック)のコンシューマ製品がニコンとBraunに比べてダメなところ。それは互換性。
全部の製品がそうだという訳ではないが、一部の製品は確実にダメ。


松下のデジカメ。TZ5とTZ7でリチウムイオン電池の互換性がない。
TZ7が出たらリチウム電池は専用電池。ほかの機種の電池が使えない。
TZ5とTZ7はほぼ同じシリーズ。大きさもほとんど同じ。リチウムイオン電池の大きさもほとんど同じ。でも形が微妙に違う。
すっごく不便です。


一方、家族が使っているニコンのデジカメ。電池の型番はEN-EL5。
この電池を使っている機種は「COOLPIX 3700/4200/5200/5900/7900/P3/P4/P5000/P5100/S10」。
調べただけでこんくらいの互換性。
これがニコンのデジカメユーザー(複数所有)にとってどんなに有り難いことか。助かります。



そして松下の電動歯ブラシ。機種ごとに歯ブラシが違う。ので、家電店で店員が松下製品を薦めない。
薦められるのはBraunの電動歯ブラシ製品。なぜなら歯ブラシが共通だから。
異なる目的(歯間ブラシとか)の歯ブラシをBraunは供給しており、どの機種でもほぼ使える。ありがたや。


ちなみにBraunは電動カミソリでも部品を共通化している。替え刃もいくつかの機種で同じ。
アルコールタイプの洗浄器も共通化(もちろん対応機種のみだが)している。だから消耗品の調達に困らない。


松下様。新製品をどんどん出すのは良いですが、消耗品の共通化は顧客満足の基本であることをお忘れなく。
しかも共通化したほうがサードパーティーさんが長く製造してくれます。
こんな風ですと、まだ使える製品が、消耗品が調達できずに廃棄されますよ。
消費電力が下がっても全然エコじゃないです。偽善エコです。



あ、そうそう、松下のMP3プレーヤーもほぼ同じ時期に2機種(1機種は家族用)購入したのに、
電池は1機種がニッケル水素、もう1機種がリチウムイオンとバラバラ。
まあMP3プレーヤーは電池があんまり消耗しないのでよいですけど。
設計思想が互換性軽視なのは一貫していました(苦笑)。



【追記】TZ5とTZ7はUSBケーブルの互換性がありません。カメラ側のコネクタが違います。これもかなり不便です。