東芝がコンフィギュラブルプロセッサコア「MeP」の高性能品「MeP-h1」を開発したと発表しました。リリースベースですが、記事をMYCOM PC WEBに書いてます。
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2005/08/18/050.html
詳しい性能は定かではありません。9段とすごく深いパイプライン、65nm技術による動作周波数1GHzといったところです。
動作周波数1GHzというのは組み込み用途では相当に高いクロックです。論理合成可能なソフトウエアプロセッサ、すなわちRTL記述でサインオフして1GHzで動くんでしょうか。マスクレイアウトまでサポートしないといけないのでは、などと不安がよぎります。某A×Mの合成可能なプロセッサコア(動作周波数は数百MHz)でも結局、ハードウエアのマクロでないと動かないという話も聞きますし。
MePのこれまでのバージョンでも本当のところはどうなのかな、という疑問はもちろん持ってますよ。性能重視でなければ、言い換えればどうでも良いプロセッサコアなら、RTLでも問題ないでしょうけど。
性能追求って、ハードウエアでもソフトウエアでも結局、クリティカルなパートは原始的な手法に行きがちなんですよね〜。ハードウエアはHDLではなくてマスクレイアウトで、ソフトウエアはC言語ではなくてアセンブリ言語で、ということに。