Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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国際メモリワークショップ2019(IMW 2019)レポート「次回予告とスピン軌道トルクMRAM」

米国カリフォルニア州モントレーで開催されました国際学会「国際メモリワークショップ(IMW)」の現地レポートをPC Watch様に掲載していただきました。

pc.watch.impress.co.jp


レポートの前半は閉会挨拶(クロージングリマーク)の内容です。参加者数と次回予告となっております。
次回はドイツのドレスデンで開かれます。


レポートの後半は注目講演のレポートです。
スピントルク注入MRAM(STT-MRAM)よりも原理的には高速かつ長寿命のスピン軌道トルクMRAM(STO-MRAM)に関する研究成果を紹介しております。


詳しくは記事をお読みいただけるとうれしいです。

コラム「セミコン業界最前線」を更新。「「相変化メモリは熱に弱い」という常識を覆す」

PC Watch様から頂いておりますコラム「セミコン業界最前線」を更新しました。

pc.watch.impress.co.jp


国際メモリワークショップ(IMW)から、高耐熱PCM(相変化メモリ)技術に関する研究成果の解説です。

昨年12月に国際学会IEDMでSTMicroelectronicsが、高耐熱の埋め込みPCM技術を開発して自動車用マイコンを試作したとの衝撃の発表をしました。このときにはPCM技術の詳細は不明でした。


そして今回、STMicroelectronicsが、PCM技術は標準組成のGST-225から、Geの組成を増やして結晶化温度を上げたGST(GeSbTe)「GeリッチGST」を記憶素子に使っていることを明らかにしました。またCEA Letiが「GeリッチGST」を採用した4KbitのPCMセルアレイを試作し、記憶素子構造の工夫によって250℃という高い温度で放置してもデータが劣化しないことを示しています。


詳しくは記事をお読みいただけるとうれしいです。

コラム「ストレージ通信」を更新。「次世代メモリ技術の最有力候補はPCMとMRAM、ReRAM」

EETimes Japan様から頂いておりますコラム「ストレージ通信」を更新しました。

半導体メモリの技術動向を解説するシリーズ、再開です。第7回となります。

eetimes.jp


しばらく間が空いたので、復習を兼ねた再確認から始めております。
そして次世代メモリの最有力候補である、相変化メモリ(PCM)、磁気抵抗メモリ(MRAM)、抵抗変化メモリ(ReRAM)の現状をご報告しています。


詳しくは記事をお読みいただけるとうれしいです。

技術書同人イベント「技術書典6」の新刊、通販を始めております

お知らせです。

4月14日に東京・池袋サンシャインシティで開かれました技術書同人イベント「技術書典6」で頒布しました
技術書を通販サイト「Booth」で販売しております。

techbookfest.org


サークル名は「こじくれワークス」です。
cozyclearworks.booth.pm


新刊は、世界初のマイクロプロセッサをインテルと開発した日本企業「ビジコン」の小史です。
cozyclearworks.booth.pm


ご興味がございましたら、ご訪問くださいますとうれしいです。