EETimes Japan様から頂いておりますコラム「デバイス通信」を更新しました。
シリーズ「 imecが語る3nm以降のCMOS技術」の第30回となります。
「システム・製造協調最適化(STCO)」を実現する技術の解説後編です。
リング発振器を改良した、「コンポジットリング発振器」と呼ぶリング発振器群を提案しています。
設計工程では配置配線後に回路ブロックの動作周波数と消費電力をシミュレーションで推定するのですが、この手法は時間がかかります。
コンポジットリング発振器は、時間をかけずに回路ブロックの動作周波数と消費電力を推定できる手法です。
まだ完成度は十分ではありません。改良の余地がかなりあります。今後に期待できる技術です。