Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

コラム「セミコン業界最前線」を更新しました「2015 VLSIシンポジウム プレビュー」

「6月開催予定のVLSIシンポジウム、明日のモバイルとIoTを担う半導体チップ」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/20150416_698157.html


半導体の研究開発コミュニティでは最も著名な国際学会の1つ「VLSIシンポジウム」。そのプログラムが公式サイトに掲載されたので、すぐにプレビュー記事を起こしました。たぶん「世界最速」です。


半導体の研究開発コミュニティでは、冬が学会発表の季節です。12月にIEDM、2月にISSCCが開催されるからです。対するVLSIシンポジウムは6月開催なので、研究成果を公表するタイミングとしてはほぼ半年のずれ。IEDMとISSCCを補完する国際会議としては最適なタイミングで開催されています。しかもIEDMに相当するVLSI Technology(元々はこれだけでした)と、ISSCCに相当するVLSI Circuits(後から追加されました)の両方はほぼ同時に同じ会場で聴講できるという。かなりお得な構成となっています。



残念なのは、VLSIシンポジウムは広報があまりしっかりしていないことです。米国開催と日本開催で広報担当代理店が違いますし、広報の手法も違う。最近になって米国開催ではIEDMと同じ広報代理店を使うようになり、かなりしっかりしてきました。


しかし日本開催はかなりダメです。事務代行会社が広報を兼ねているようなのですが、この会社が広報代理店業務を良く知らないのか、かなり杜撰でした。プレスの事前登録はもちろん存在しません。現地登録です。2013年のときは、受け付けでプレス登録を一度は拒否されるという(泣)。なんだか理由が分からないのですが、プレス登録には学会関係者の紹介が必要だとか言われました。アタマに来て強く抗議してなんとかプレス登録はできましたが、こんどは論文誌をもらえないという仕打ちを受けました。CD-ROMだけだと、速報記事を書くには結構に不便なんです。


ところが。2011年の京都開催では。これがすんなりプレス登録できて論文誌もすんなりもらえたという。いったいどうなっているんでしょうか、という対応の違いです。2013年のときは、「2011年のときはこうだった」と前例を持ち出してプレス登録を押し込んだんです。


今年はどうなるんでしょうか。今から少し心配です。