Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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コラム「セミコン業界最前線」を更新。「半導体メモリ大手の先行指標、Micronの営業損益が赤字に転落」

PC Watch様から頂いておりますコラム「セミコン業界最前線」を更新しました。

半導体メモリ大手のマイクロン(Micron Technology)が12月21日に四半期業績を発表しました。前の四半期もあまり良くありませんでしたが、さらに悪化しています。売り上げは前期比でさらに減少し、営業損益は赤字に転落しました。

pc.watch.impress.co.jp


マイクロンが発表する業績は、半導体メモリ業界では「先行指標」としてウオッチされることが少なくありません。四半期の区切りが変則的で、サムスンSamsung)やSK hynixなどに比べて四半期決算の発表時期が1カ月ほど早いからです。

マイクロンの業績がかなり厳しかっただけに、来年の1月中旬から下旬と見込まれるSamsungとSK hynixの四半期決算(12月期)も相当に悪いと予想できます。

詳しくは記事をお読みいただければうれしいです。

コラム「デバイス通信」を更新。「「ヒューマンサイエンス」「情報通信」「モビリティー」「新技術・新材料・新市場」に注目」

EETimes Japan様から頂いておりますコラム「デバイス通信」を更新しました。

新シリーズ「2022年度版 実装技術ロードマップ」の第3回です。第2章「注目される市場と電子機器群」の概要を紹介しています。
今回は第2節(2.2)「電子機器群の分類と定義」の概要を紹介しています。

eetimes.itmedia.co.jp

実装技術ロードマップは更新版の作成時に、取り上げる電子機器群を見直しています。2022年度版では以下のような分野を取り上げています。

「ヒューマンサイエンス」(ヘルスケア、メディカル、人間(の能力)拡張)
「情報通信」(データセンター、6G、5G、モバイル、AR/VR/MR)
「モビリティー」(自動運転、コネクテッド、電動化など)
「新技術・新材料・新市場」(エネルギー、次世代ディスプレイ、ロボット、量子技術、接合技術)


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コラム「セミコン業界最前線」を更新。「国策半導体会社ラピダスが提携したimecの最先端半導体製造技術」

PC Watch様から頂いておりますコラム「セミコン業界最前線」を更新しました。
国策半導体会社ラピダスは、12月6日にベルギーのマイクロエレクトロニクス研究機関imecと提携すると発表しました。
そのimecがどのような研究をしているかが分かるのが、12月12日~14日に米国サンフランシスコで開催された国際学会IEDMです。

pc.watch.impress.co.jp

招待講演4件、一般講演17件と、合計で21件もの講演がありました。
幅広い分野で研究開発をしていることが分かります。

詳しくは記事をお読みいただけるとうれしいです。

コラム「デバイス通信」を更新。「日本政府の科学技術政策と実装技術ロードマップの重要性」

EETimes Japan様から頂いておりますコラム「デバイス通信」を更新しました。

新シリーズ「2022年度版 実装技術ロードマップ」の第2回です。第2章「注目される市場と電子機器群」に入ります。
今回は第1節「科学技術・イノベーションに係る国内外の動き」の概要を紹介しています。

eetimes.itmedia.co.jp

日本政府の動きとしては「科学技術・イノベーション基本計画」がベースであること。
海外主要国と比較して日本の研究開発費(官民を含めて)は最近、横ばいが続いていること。
米国と中国、EU(欧州)は最近も研究開発が伸び続けていること、などが要点です。


補足ですが、GDPに対する比率(2018年)では、日本の研究開発費は3.51%(政府統計)ないしは3.22%(OECD推計)で、米国(2.95%)よりも中国(2.14%)よりも高いのです。日本(政府統計)よりもGDP比率が高いのはイスラエル(4.85%)と韓国(4.52%)で、4%を超えているのはこの2カ国だけとなっています(出所:「科学技術指標 2021」、文部科学省 科学技術・学術政策研究所、2021年8月発行)。最近は日本のGDPが伸びないので、研究開発費が伸びない、とも言えます。

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