Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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コラム「ストレージ通信」を更新「HDD大手Seagateの四半期業績、インフレ圧力とCOVID-19で急速に悪化」

EETimes Japan様から頂いておりますコラム「ストレージ通信」を更新しました。シリーズをいったん中断して、HDD大手2社の業績まとめの報告です。最初はSeagateとなります。

eetimes.itmedia.co.jp


売り上げが減少しています。利益は確保しているものの、先行きがかなり不安です。
ニアライン向けなどの大容量HDDは検討しているものの、クライアント向けがかなり厳しくなってきました。

お手すきのときにでも、記事をながめていただけるとうれしいです。

コラム「セミコン業界最前線」を更新。「高性能プロセッサの祭典「Hot Chips 34」でIntel、AMD、NVIDIAが最新技術を披露」

PC Watch様から頂いておりますコラム「セミコン業界最前線」を更新しました。
8月下旬に開催予定の国際学会Hot Chips 34の予告レポートです。なお今年もバーチャル開催となります。

pc.watch.impress.co.jp


会期は3日間、最初がチュートリアル、続く2日間がカンファレンスです。
チュートリアルのテーマが鋭いことでHot Chipsは定評があります。今年もすごいです。「CXL」は以前から話題だったので当然とも言えます。しかし「MLIR」には衝撃を受けました。ちなみに掲載誌のPC Watchはもちろんのこと、Impress Watchの検索でも「MLIR」にヒットする記事は1本もありませんでした(8月3日時点)。

MLIRとは何か。なぜ必要なのか。そしてなぜHot Chipsのチュートリアルなのか。調べたら驚愕です。納得しました。
ここではわざと書きません。記事をみてね。

カンファレンスもどんどんすごくなっています。特定用途向けプロセッサが当然になり、ベンダーが増えました。特に機械学習ではアクセラレータのベンチャーが増えています。それからシリコンフォトニクス。ついにパッケージレベルでフォトニクスを扱うベンチャーが出てきました。

企業ではなんといってもテスラ(電気自動車メーカーのテスラです)に注目です。キーノート講演とスーパーコンピュータ「Dojo」の一般講演(しかも2件)に出てきます。

2022年は半導体関連の国際学会が本当に充実しています。ISSCCは大当たり。IMWもなかなか。VLSIも大当たり。そしてHotChipsも大当たりの予感がします。

詳しくは記事をお読みいただけるとうれしいです。

コラム「ストレージ通信」を更新「インテルによるNORフラッシュ独占を崩すAMDと富士通の参入(1992年~1993年)」

EETimes Japan様から頂いておりますコラム「ストレージ通信」を更新しました。
シリーズ「フラッシュメモリと不揮発性メモリの歴史年表」を開始しております。その第8回です。

eetimes.itmedia.co.jp


インテルがNORフラッシュメモリを1987年にいち早く製品化し、開発と量産に注力していきます。
この結果、1990年ころにはNOR市場をインテルがほぼ独占する状態となります。

一方でフラッシュメモリをストレージとして扱うための枠組みが整ってきます。サンディスクとエム・システムズが貢献しています。

詳しくは記事をお読みいただけるとうれしいです。

コラム「ストレージ通信」を更新「NORフラッシュの市場が順調に立ち上がる(1989年~1991年)」

EETimes Japan様から頂いておりますコラム「ストレージ通信」を更新しました。
シリーズ「フラッシュメモリと不揮発性メモリの歴史年表」を開始しております。その第7回です。

eetimes.itmedia.co.jp

あー。タイトル失敗してますね。読みづらい。
「順調に立ち上がるNORフラッシュ市場」とすべきでした。

中身は、NORフラッシュメモリが紫外線消去型EPROM(UV-EPROM)の市場を侵食して伸びたという過去の振り返りです。
UV-EPROMが主力製品だったインテルが、主力製品を捨ててNORフラッシュメモリにリソースを注ぎ込む。
相当に勇気の要る決断です。放置していても他社がNORフラッシュを出すので近い将来にUV-EPROM市場は壊滅する。
だったら自分が率先してやってしまえ。そうすれば先行者利益がとれる。・・・頭では分かっていても、実際にやるのは難しい。

ご興味のある方は記事をお読みいただけるとうれしいです。