Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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テクトロニクス初の63GHz級デジタルオシロスコープ

テクトロニクスがデジタルオシロスコープで初めての63GHz級製品を開発しました。アナログ帯域幅が70GHzのハイエンドオシロスコープです。報道機関向けの説明会が3月26日に開催されたので、参加してきました。マイナビニュース誌に製品レポート記事を執筆しております。


「テクトロニクス、帯域幅が70GHzのハイエンド・デジタルオシロを開発」
http://news.mynavi.jp/articles/2015/03/30/dpo70000sx/
このクラスになると時間インタリーブあるいは周波数インタリーブを使うのが普通です。テクトロニクスは独自技術「非同期時間インタリーブ」を開発し、アナログ帯域幅70GHzを達成してきました。かなり面白い技術でしたので、少し紹介しております。


でも個人的にびっくりしたのは、オシロらしくないフロントパネルです。のっぺらぼう、とまでは言いませんが、ボタンやノブなどがまったく見当たらない。斬新なデザインです。テクトロニクスの担当者は、あまりピンときていないというか、質疑応答での反応はすごく鈍くて、自分がおかしい、変なのでは、と心配ました。でも一応調べた範囲では、テクトロニクスでもキーサイトでもこんな変わったフロントパネルはちょっと見当たらなかったので。まあ批判を覚悟で、自分に正直な記事を書いております。


お手すきのときでも、眺めていただければ、うれしいです。オシロの写真だけでも見てってください。