Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

会社は誰のものでしょうか〜推薦!「日本でいちばん大切にしたい会社」

(注)このエントリーは過去のエントリー
「超推薦!! コミック「世界に大自慢したい日本の会社」
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の続きです。


「日本でいちばん大切にしたい会社」はコミック「世界に大自慢したい日本の会社」の原作本の一つです。コミックを読んで原作本を知り、拝読しました。

日本でいちばん大切にしたい会社

日本でいちばん大切にしたい会社

著者は大学教授。6000社を超える中小企業を取材し、その中から「いちばん大切にしたい」宝石のような企業を紹介しています。



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本書は2部構成です。第1部では経営者のありかたを問いかけています。著者は次の5人に対する使命と責任があると主張します。

1 社員とその家族を幸せにする
2 外注先・下請企業の社員を幸せにする
3 顧客を幸せにする
4 地域社会を幸せに、活性化させる
5 株主を幸せにする

「社員とその家族の幸せ」がトップにきています。最優先事項なのです。一方で「株主の幸せ」は最後になっています。なぜこの順位なのか。それは会社を継続させるためです。


第2部では、5人に対する使命と責任を果たしてきた中小企業の実例を紹介しています。登場するのは以下の企業です。

日本理化学工業」。社員の7割が障害者の会社。
伊那食品工業」。48年間も増収増益を続けてきた会社。
中村ブレイス」。日本一辺鄙な場所にあり、日本中から社員が集まり、世界中からお客様が集まる会社。
「株式会社柳月」。就職競争率が100倍の北海道帯広市にあるお菓子メーカー。
「杉山フルーツ」。さびれた商店街に輝く小さな果物店。


これらの5社のやってきたことを知り、儲け主義や原価低減主義の愚かさに恥じ入りたくなりました。穴を掘って埋まってしまいたい(爆)。


心が疲れたときに本書を読むと、元気になります。こんな会社が実際に存在している。それだけでも日本は捨てたものじゃない。その未来も。そんな気持ちになります。