Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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Agilent Measurement Forum 2007 そのに


アジレント・テクノロジーのセミナー兼展示会「Agilent Measurement Forum」に関するレポートというか、単なる感想文の続きです。


プローブの話を書き忘れてました。
DDRメモリ」のセッションと「間違いだらけ」のセッションで出てきました。
「間違いだらけ」ではかなり詳しく、プローブの重要性を強調しています。
要は、「オシロスコープの帯域よりプローブの帯域は広くしておけ」というか、「オシロの帯域より狭い帯域のプローブは使うな」です。
等価回路で表現するとプローブはLC共振回路になるので、共振点付近でインピーダンスが大きく変化し、測定帯域を制限します。
そこでダンピング抵抗を入れて帯域を稼ごうというか、「InfiniiMAXのプローブはダンピング抵抗入りプローブなんで安心ですよ」というのが講演の趣旨でした。




測定系にはいろいろな歪みが入っているので、深く考え出すと何を測っているのか分からなくなります。何も知らないで測っているよりはマシなのですが。


ここからは写真を少し。まずは会場。右が受け付け、左が展示会のブースです。


最近発表されたデジタルオシロ「DSO5000シリーズ」の体験コーナーです。


ハンドヘルド測定器の体験コーナーです。