Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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<メディアキットの読み方(4)>BPA公査レポート(米誌の場合)

シリーズ連載中です。
第1回)序論
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第2回)日本ABC公査
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第3回)BPAWW公査
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今回は、実際のBPA公査レポートの内容を肝心なところだけ、紹介します。
筆者はエレクトロニクス業界に寄生しておりますので(笑)、事例は半導体関係の雑誌にします。「Semiconductor International」という米国の雑誌です。


BPAレポートの表紙です。1978年の創刊であること、月刊(年12回発行)であること、半導体産業をカバー範囲とすること、半導体製造技術部門の管理職を主要な読者層とすることなどが分かります。



2005年11月号における、読者の内訳です。自主的に登録している(購読している)読者の数、登録情報の鮮度(1年以内、2年以内、3年以内)などが読み取れます。米国でのこういった専門誌における標準仕様は、100%の読者が自主的に登録しており、登録情報が1年以内のものであることです。Semiconductor Internationalも、100%が自主登録、1年以内の読者であることが分かります。ちなみに読者数は4万3500名です。



読者の業種別、職種別の属性です。業種別では半導体製造業(半導体メーカーと半導体ファウンドリ)が最も多く、読者の69.4%に達しています。そして15.8%が半導体製造装置メーカーに勤務しています。職種別では、製造とエンジニアリングの管理職が31.3%、コーポレートの管理職が22.5%、研究開発職が20.5%、などです。


上記のように、かなり詳しく査定され、その内容が公表されるのがBPA公査の特徴です。
次回は日本の雑誌でBPA公査を受けている事例を紹介します。



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