Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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BPA公査レポート2006年12月版「EDN Japan」

電子技術誌EDNJapanのBPA公査レポート(発行部数認証レポート)が出ました。
「BPA公査レポートとは何か」については下記アドレスをご参照ください。
http://d.hatena.ne.jp/affiliate_with/20060709


前回のBPA公査レポートに関するエントリーはこちらをご参照ください。
http://d.hatena.ne.jp/affiliate_with/20061102


2006年6月版と12月版から読者属性の変化について簡単にご紹介します。


2006年6月版BPAレポートから
総読者数3万8500名
公査済み読者数3万894名 全体の80.2%
公査済み1年以内属性情報の読者数2万2437名
公査済み2年以内属性情報の読者数8457名
公査済み3年以内属性情報の読者数 なし


以上が前回の結果です。続いて今回の結果を示します。

2006年12月版BPAレポートから
総読者数3万8500名
公査済み読者数3万2373名 全体の84.1%
公査済み1年以内属性情報の読者数2万126名
公査済み2年以内属性情報の読者数6681名
公査済み3年以内属性情報の読者数5566名


公査済み1年以内の属性情報を持つ読者数(広告媒体として情報価値の最も高い読者数)がまた減少しています。



グラフの右端が2006年12月公査の結果です。2002年の水準を割り込んでいることが分かります。
そして3年目読者が登場しています(情報価値の低いグループ)。それも5000名を超える人数です。読者情報の価値は全体として6月版より目減りしています。
自分が広告主でしたら、2002年の水準近くに広告料金を値下げしてもらわないと、割りに合わない気がします。まあ、価値観は人それぞれですが。


またBPA公査の対象となるのは3年以内の情報だけで、3年を超えると自動的に切り捨てられます。6000名近い人数を更新させるのは結構大変で、この部分だけで1000万円近いコストが少なくとも生じると推定します。
でもそれを惜しむと、次回のBPA公査では媒体の価値がさらに下がってしまいます。


なお最近EDNJapanは読者管理のマネージャーが退社し、欠員を求人会社経由等で募集していました(もう新規採用したかもしれません)。
リード・ビジネスでの従業員退社は日常イベントなので別に珍しくありませんが、
BPAを最も熟知していたとされるマネージャーの退社は、今回の公査結果に影響しているような気もします。