前回の続編です。
これは編集記者になって4〜5年目くらいだったと思います。
ある特定の人物がネタ元となって技術解説を書くことになりました。その方にインタビューし,持っていた山ほどの資料をコピーし,ほとんどゴーストライターとなって記事を書く段取りです。
でも自分の机はほかの資料が山積み。原稿を書くスペース(A4判くらい)しか空きがありません。そこで直径40cmくらいの円筒状の超大型ごみ箱に板を敷き,その上に資料を置いて原稿を書いていました。土曜日にも出勤し,そのままにして帰宅しました。
そして月曜日に出社すると,ごみ箱が,カラです。正確には,ごみ箱の中身とごみ箱の上の資料がそっくり消えていました。ビル清掃で全部捨てられてしまったようです。でもって締め切りはその日でしたって・・・どうするんだああああああ(汗汗汗汗汗)。
まず恥をしのんで総務部に相談に行きました。総務の方は嫌みをいいながら(当然ですが),清掃業者に連絡しましたが,すでに遅し。夢の島(当時のゴミ処理場)に行ってしまいました。
で,どうしたかというと。さらに恥をしのんで,資料をコピーしてくださった方に緊急連絡。その日の内に再度資料を全部コピーさせていただきました。全部で100枚くらいあったのですが。
相手のかたはあきれてたと思います。表向きは笑ってましたが。その後もその方が変わらずにお付き合いくださったのには,今でも深く感謝しております。
もちろんその後,ごみ箱を机代わりにすることは二度とありませんでした。
でも本当にちょうどよいころあいの大きさなんですよ。編集部ではほかにもしょっちゅう机代わりにしている記者がいました。