Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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コラム「セミコン業界最前線」を更新。「SPARC S7プロセッサを日本オラクルが解説」

PCWatch様から頂いておりますコラム「セミコン業界最前線」を更新しました。


日本オラクル、最新のSPARCプロセッサ「S7」を解説〜Intel Xeonに対してどういった点で優れるのか」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/1040960.html


M7プロセッサに続いて発表されたS7プロセッサの解説です。いずれも最新世代のプロセッサです。


S7プロセッサはCPUコア数が8個で、M7プロセッサのCPUコア数が32個であるのに比べると、いわゆるカットダウン版、ないしはローコスト版と見えがちです。


しかしS7プロセッサは、そのいずれでもありません。狙っているシステム構成が違うのです。M7プロセッサのシステムは、プロセッサ数、メモリ容量、IO数などを変えることによってシステムをスケールアップすることを前提としています。言い換えるとスケールアップ用プロセッサです。


一方、S7プロセッサはデュアルプロセッサとシングルプロセッサのシステムだけです。そしてS7プロセッサのシリコンダイはメモリインタフェースとIOインタフェースを内蔵しています(M7プロセッサは外付け)。ワンチップですべての機能を実現しています。S7プロセッサのシステムは、ハードウェアは安価でシンプルです。基本的にはシングルプロセッサとデュアルプロセッサの2種類しかありません。この安価なハードウェアを数多く揃えることで、要求仕様に対応します。つまり、スケールアウトです。S7プロセッサはスケールアウト用プロセッサなのです。


もちろんS7搭載ハードウェアの性能は、M7搭載ハードウェアに比べるとかなり低いです。ただし、CPUコア当たりの演算速度は、S7プロセッサの方がやや高い。ベンチマークの結果はかなり面白いです。


お手すきのときにでも、一読してくださるとありがたいです。