Electronics Pick-up by Akira Fukuda

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成田空港第1ターミナルの3月11〜12日(その4)

3月12日(土)午後4時半。成田空港第1ターミナル南ウイング57番ゲート前。そろそろ搭乗のアナウンスがある時刻です。

アナウンスが流れました。「予定の搭乗時刻となりましたが、機材調整の時間がかかっております。準備ができましたら、お知らせします」といったアナウンスだったかと記憶します。変なアナウンスです。なぜかというと、新しい搭乗時刻を知らせないのです。ふつう、搭乗案内が遅れる場合は新しい搭乗予定時刻を併せてアナウンスします。新しい時刻のアナウンスがないのは異例です。


おかしい。搭乗遅れをアナウンスすること数回、午後5時すぎにようやく、新しい時刻がアナウンスされます。「出発時刻を午後6時35分とさせていただきます。みなさまお急ぎのところ誠にもうしわけございませんが・・・」。午後6時35分。1時間半の遅れです。待っている乗客の間にがっかり感が漂います。しかも英語では「six-thirty-five」とやって午後と午前の区別をしなかったものですから、「Morning!?」という声があがる始末です(すでに一晩宿泊させられているので、amとかpmとかの常識が壊れています)。その後のアナウンスでは「six-thirty-five pm」と言い直していました。


そして午後6時半近く。不思議なことが起こりました。客室乗務員(CA)らしき人がぱらぱらと出国審査場の方向から現れ、57番ゲートをくぐり抜けていくのです。やや恥ずかしそうに、そそくさと歩く人もいます。


これで乗客は理解しました。機材調整といっていたけど、陸の孤島と化した成田空港に乗務員がなかなかたどりつけなかったのですね。CAさんはそれからも一人、また一人と現れてゲートの向こうに消えていきました。あー。これじゃ6時35分の出発は無理だな〜と考えていると、新しくアナウンスがありました。

「新しい搭乗開始予定時刻は午後7時5分、午後7時5分となります」。やっぱりです。そして午後7時ころ、ようやく搭乗が始まりました。午後7時半には乗客がすべて搭乗したらしく、機体のドアがdeparture modeに切り換えられました。が、なかなか機体が動き出しません。すると機内でアナウンスが。「貨物の積み込みに時間がかかっております」。さらに待ちます。


滑走路に向かって動き出したのが午後8時ころ。離陸したのは午後8時半近くでした。3時間の遅れでようやく出発です。ひょっとしたら2日連続でキャンセルかと恐れていただけに、遅れても出発してくれただけ、有り難いことでした。