Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

Tech-On!の組み込みプロセッサ・セミナーから漂う違和感

毎年10月末〜11月初めに、Tech-On!の組み込みプロセッサ関連セミナーが開催されます(主催は日経エレクトロニクスと米BackDraft Technologies社)。
正式名称は「Embedded Processor Symposium & Multicore Expo 2007」です。
http://techon.nikkeibp.co.jp/seminar/071031.html


今年のプログラムを見ていると、ちょこちょこと違和感を感じました。
(個人的な意見であることをお断りしておきます)


最大の違和感は、「制御用マイコン「SH2A-Dual」におけるマルチコアの効用」と題した講演でルネサス テクノロジの方とNECエレクトロニクスの方が講演するように見えることです。SHコアのライセンスをNECが取得??
(本日時点のプログラムの魚拓)
http://s03.megalodon.jp/2007-1015-1803-38/techon.nikkeibp.co.jp/seminar/071031.html



・・・失礼しました(爆)。早く修正してくださいね。


すみません。話を戻します。
講演内容から感じる違和感は、
1)海外のプロセッサベンダーがやたら多い
2)主流の組み込みプロセッサベンダーの講演が少ない
3)国内の組み込みプロセッサベンダーの講演が少ない
といったところです。


MIPSとCEVAの講演がやたら多いのは、スポンサーシップの関係なのかな、と勘繰ってしまいます。
フリースケールの講演は1件だけなのでしょうか。だとしたら少なすぎるように感じます(10月18日注:2件に増えました)。欧州勢ですとインフィニオン、STマイクロエレクトロニクス、NXPセミコンダクターと出番がありません。
東芝富士通沖電気工業セイコーエプソンの講演もありません。国内のマイコンユーザーにとっては結構比重が高いはず。
最近話題のサムスン電子の講演があってもよいかとも思いますが、それもありません。


基調講演のテーマが、SCEPS3ですか。ちょっと飽きられてきたような気がします。
せめて自動車用マイコンとかの方が良い気がしますけど。


ちなみにこちらは昨年のプログラムです。
http://techon.nikkeibp.co.jp/seminar/061031.html
(下は魚拓です)
http://s04.megalodon.jp/2007-1015-1829-16/techon.nikkeibp.co.jp/seminar/061031.html
昨年の方が話題豊富だったように思えます。


この秋は米国Microprocessor Forumがありません。このイベントの重要性は高まっています。
しかしプログラムを見るかぎり、苦しさを感じます。なげやり感が漂っています。
この内容ですとカネ払って聴講する気持ちが起きません。