Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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組み込みマイコンの学習キット


日経エレクトロニクス2007年1月1日号付録(定期購読者のみ)「組み込み速修キット」が少し前に到着しました。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20061226/125880/


16ビットのフラッシュマイコンR8C/25(R5F21256)」(写真右端のQFP)やエミュレータLSI「U3」(写真左の大きなQFP)、発光ダイオード(LED)などが載った開発基板、取り扱い説明書、統合開発環境/リアルタイムOS/ドキュメント入りCD-ROMで構成されています。
マイコンR5F21256のプログラム用フラッシュメモリは32Kバイトなので、小規模なソフトならば十分と言えそうです。
電源はパソコンのUSBポートからもらいます。ただし、CD-ROMのソフトウエアをまずインストールしておくこと。ボードをパソコンにいきなりつないではいけません(破壊の恐れあり)。といってもUSBケーブルは別に購入しなければならないので、最初にできるのはソフトウエアのインストールくらいになります。その意味では安全とも言えます。


●とりあえず気になることとか、感想とか●
・12ページ。技術サポートなしと問い合わせには一切応じないというのは、お約束ですね。
・7ページにUSBインタフェースのところでプラグアンドプレイ対応と言っているけど、ちょっと意味不明。エミュレータのドライバインストールが必須なのに。
・12ページ。予想作業時間45分とあるのは親切でありがたいです。
・ボードの入った厚紙には注意事項(要するに「ボードをPCにいきなりつなぐな」)が下のほうにあるが、目に入らない。一番上に大きく書いておいた方がよかったのでは。普段こういったものを使わない人(例えば経営者)にも使って欲しいと前宣伝で表明していただけに、素人向けの配慮が欠かせないと思います。