Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

SuperHフォーラムとAll Flashセミナー


国内マイコンベンダーのセミナーに少しだけ参加しました。いずれも無料です。


8月24日のSuperHオープンフォーラム(ルネサス テクノロジ)
http://resource.renesas.com/lib/jpn/superh/forum/index.html


9月3日のAll Flash Innovation Seminar(NECエレクトロニクス
http://www.nec-seminar.com/nec_el/index.php?RID=60




SuperHオープンフォーラムの感想】
大学の研究事例(ロボット関係)が大変参考になりました。
特にロボットのアーキテクチャで、パッシブ(人間の入力がないと動かない)の考え方がよかったです。安全性重視という点でなるほど〜という感じでした。
SuperHの製品展開に関する講演が主目的だったのですが、こちらはあまり収穫がありませんでした。知っている情報の確認くらい。あ、SH2A-FPUは新しいかも、です。
それから、講演資料がまったくなかったのが残念でした。無料なので贅沢はいえませんが。
(9月5日追記)講演後に質問時間があったのはよかったです。


【All Flash Innovation Seminarの感想】
こちらは最初の対談(NECエレクトロニクスの方と日経エレクトロニクス編集長)が主目的です。タイトルが「様々な導入事例にみる・・・」とあったのでフラッシュマイコンの導入事例が聞けるかと期待したのですが、まったくなし。タイトルの修正を要望します。


それでも新製品の情報がちらほらあったのが収穫でした。
以下は、将来のためのメモ書きです。
・フラッシュマイコンの品種数は現在、汎用316品種、自動車用140品種
・フラッシュマイコンの生産数量は月産3000万個。8ビットが80%を占める
・フラッシュマイコンの累計出荷数量は7億個。市場におけるフラッシュメモリ部のデータ保持不良はゼロ(すべてのフラッシュマイコンECCを組み込み)。
・16ビットマイコン78K0Rのコアは1.8mW/MIPS
・32ビットでは1.0mW/MIPSV850ES/Jx3を開発し、2007年10月にサンプルを出す。43MIPS(42mW)の性能。150nmプロセス。

最初の対談以外は、講演資料(PPTのモノクロコピー)がつきました。ありがたいことです。


(9月5日追記)
1)対談の後に質問を受け付けなかったのはちょっと残念でした。

2)日経エレクトロニクス編集長の望月洋介氏が、おべんちゃらに類する発言をまったくしなかったのはジャーナリストの節度を保った態度で、好感がもてました。個人的にはもっともっとツッこんで欲しかったですが、与えられた条件を考慮すれば、これは仕方ないでしょう(苦笑)。


(9月15日追記)
日経BP社のサイトTech-On!にAll Flash Innovation Seminarのレポートが掲載されています。
広告サイド主導によるスポンサードレポートなので、対談内容でNECエレクトロニクスにとって都合が悪いと思われる部分がカットされており、上記掲載情報と比較すると少し楽しめました。
http://techon.nikkeibp.co.jp/NEAD/special/necel2007/index.html