Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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嫌な思い出

トラブルついでに、某新聞社系有名出版社での嫌な思い出が次々と浮かんでしまった。
忘れないウチに記録しておく。


10年くらい前のことか。当時、大手総合電機T社の著名な半導体回路技術者で、現在は某TH大学の教授を勤めているF氏を、某電子技術誌の編集部で接待したときのことだ。編集部側は編集デスク2名と編集部員1名。場所は川崎駅近くである。初めは、航空会社系のホテルで楽しく食事をした。


事件が起こったのは2次会。カラオケボックスに移ってからである。編集デスクのM氏が酔っ払ってF氏に絡み出した。絡んだというと言葉で絡んだように見えるが、このときは身体的接触を伴うようなカラミッぷりだった。同席していた別の編集デスクと編集部員が驚いてM氏の絡みを強制切断したことは言うまでもない。


ここで一行は二手に分かれる。F氏に深く謝罪しつつお送りする編集デスクと、M氏に付き添った編集部員の2チームである。M氏はまともに歩けない。明らかに泥酔していた。京浜東北線の電車の中で座っているときにひっくり返って眼鏡をすっ飛ばすという醜態をさらした。そのくらい、泥酔していた。


接待の席で泥酔して接待相手に大きな迷惑をかけるという行為に周囲は呆れた。断っておくが、回路技術者F氏の言動に何か問題があった訳ではない。なごやかに談笑しているときに、突然M氏が豹変したのだ。


今回以前にもM氏は問題を起こしていた。某半導体メーカーに記事掲載を約束するというトラブルである。編集部では原則として、取材先に記事掲載を約束していない。約束は内規違反である。そして今回の大トラブル。当時の編集長F氏はほどなく、M氏を編集デスクから外すという人事を処遇した。


M氏はその後、某部署で海外出張のときに旅程や連絡先を一切周囲に残さずに出発してしまうというチョンボもやらかしている。このときは、出発当日に外部関係者からM氏への問い合わせに対して社内の人間がまったく対応できず、M氏の行く先探しと外部との対応のため、問い合わせを受け付けた人間が数時間、まったく自分の仕事ができないという事態に陥った。


このM氏が実は、今回のトラブルの相手である。


ここまで書いてしまうと「そこまで分かっててオマエはなぜ仕事を引き受けたんだ」と言われてしまいそうだ。でも人間、時間が経つと変わる可能性がある。「男子三日会わざれば、刮目して見よ」というじゃないですか。ですから、とりあえず過去のことは置いといてみましたというか、実は忘れていました、ホント。当たったのは今回、こちらの方・・・「三つ子の魂、百まで」(苦笑)。