EETimes Japam様から頂いておりますコラム「ストレージ通信」を更新しました。
HDD大手Western Digitalが通年決算で過去最高の売上高を記録 - EE Times Japan
HDD大手ベンダーであるWestern Digital(WD)の2018会計年度決算の報告です。
WDは決算月を6月にしているので、2018年6月期が2018年度の通年決算であり、2018年4月~6月期が同年度の第4四半期となります。12月決算に比べると半年ほどずれているので、ちょっとややこしいです。
WDは2016年にNANDフラッシュメモリ応用製品の大手ベンダーSanDiskを買収したことで、NANDフラッシュメモリの応用製品であるSSDやUSBメモリなどの売り上げが大きく増えました。現在はHDDベンダーと呼ぶよりも、総合ストレージベンダーと呼ぶべき存在になっております。
決算報告はHDDとフラッシュ応用製品を分けていないので詳しい数字はわかりません。業界では、WDの売り上げの半分くらいがフラッシュ応用製品ではないかと言われております。
お手すきのときにでも、記事を眺めていただけるとうれしいです。

改訂 ハード・ディスク装置の構造と応用―記録/再生の原理とメカニズム&インターフェース (レベルアップ・シリーズ)
- 作者: 岡村博司,服部正勝
- 出版社/メーカー: CQ出版
- 発売日: 2010/01/16
- メディア: 単行本
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上記は、ハードディスクの技術を知るための必携本とされた書籍です。
筆者もこれで学習しました。
でも2010年の改訂版から、もう8年も経過するんですね。
ちょっと調べたけど、ハードディスク技術に関する新しい参考書は出版されていないようです。
(いわゆる使い方、ユーザー向けの参考書は除きます)
だとすると今でもこれが最新の学習参考書ということになります。
なんか最近は本当に、ハードウェア技術の参考書が減っています。IT技術は読者が多いせいか、まだいろいろあるんですけど。半導体技術とストレージ技術は放置されているように見えます。厳しいものがあります。