Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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ワシントンDC出張余話「乗り継ぎはスリリング」

海外出張の復路が乗り継ぎのときは、ヒヤヒヤすることが少なくないです。
今回は過去最悪のきっつい乗り継ぎでした。


復路はこうなっています。午前6時30分 ワシントンDC発 ジェットブルー 午前7時41分 ニューヨークJFK着予定 JFKのターミナルを移動
午前9時15分 JFK発 成田往き


ここで乗り継ぎ時間が1時間34分しかないことが分かります。ジェットブルーが遅れると乗り継ぎが一気に危なくなるという。とってもスリリングです。


幸い、ジェットブルーはほぼ定時運行でした。JFKのターミナル間はエアトレイン(AirTrain)という新交通システムで移動します。エアトレインの駅がターミナルと少し離れているのが難点ですが、ないよりはずっとマシです。


ところが。
その日は。
なぜか乗客がエアトレインの駅から大量に戻ってきます。
エアトレインが故障で運休していたのでした。あちゃー。まさか、こんなことがあるとは(泣)。



こうなると、ターミナル間の移動手段はバスしかありません。というか、バスがあると分かるまでに一悶着あって時間を消費。到着階のバス停留所に着くと雑踏でごった返しています。困ったことにバスの行き先を見ても、目的のターミナルに到着してくれるのかどうかが分かりません。幸い、「All Terminals」と表記されたバスが入ってきました。一応、係員らしき女性にJapan Air Linesはこれで大丈夫かどうかを確認します(JAL(ジャル)とか、ジェーエーエルでは係員に通じないのでご注意ください。きちんと「ジャパンエアラインズ」と言いましょう)。


バスの車内がまた大混雑と大量の荷物。AirTrainだとカートをそのまま車両に入れられるのに、バスだと段差があって無理。5つものスーツケースやリュックやバッグなどをカートから降ろして、乗車しようとする方も。お気の毒です。ほかにもスーツケース3つを1人で、なんて当たり前。乗り継ぎ客はほとんど難民のようです。


とにかく乗車します。荷物が少ない(スーツケースは成田までのタグが付いている)のが幸いです。運転手さんがバスをいささか乱暴に発車させます。


次のターミナル(国内線)が見えてきました。またもやバス停の回りは人と荷物でごった返しています。絶対に全員は乗れそうにありません。バスの乗客が全部降りれば別ですが、そんなことは起きるはずもなく。わずかに降りた乗客と入れ替わりに乗れた乗客はわずか。しかも運転手さんは乗ろうとしている乗客を待つことなく、ドアを閉めてしまいます。うわー。なんということだ。ひどい。


と思っていたら、すぐ後ろに次のバスが控えていました。どうも、積み込みよりも回転を優先させた運行のようです。確かに回転を優先しないと、スループットが上がりません。無情のようでいて合理的なのかも。


さらに次のターミナル(国内線)はもっと非道いことになりました。降りる方がそれなりにいらっしゃって。荷物を下ろすのにバスを降りて乗って降りてを繰り返すのです。そこに1回で降りる乗客とバスの乗り込もうとする乗客がぶつかってぐちゃぐちゃになっています。怒号が飛びます。相手を押しのける根性がないと一歩も進めそうにありません。


気がつくと乗り換えの時間がどんどん消費されていってます。まずいです。焦ります。
幸い、次のターミナルは国際線でした。バスからJALの機体が見えます。JALの鶴のマークが頼もしくて、思わず泣きそうになります。


国際線ターミナルでは大量の降車客がいて、またもやカオス状態です。じゃまな相手を押しのけながら前進し、なんとかバスをおります。ああ、もうラウンジの時間がほとんどない。早朝(午前3時)からの移動なので、腹ペコんなのですよ。小走りにセキュリティへと走り、ラウンジに行ったら。主だったおかずがほとんどありません。残りのおかずを食べ始めて10分足らずで搭乗時刻になってしまいました。とりあえず少しだけでも食べられてよかったのですが。


そんなわけで時間的な余裕の少ない乗り継ぎはもう懲り懲りです。
あとJFK乗り継ぎの皆さま、AirTrainはしばしば故障するようなので要注意です(しばしば故障するというお知らせ看板がご丁寧にも設置してありました)。


それでは良い旅を!

(注:写真はJAL機内の食事(エコノミー)です)

(追記:はてなダイアリーからはてなブログへの移行にともない、はてなダイアリーの写真が本文とは別のエントリーに自動的に分けられております。写真がないのは仕様です。そのため、本文からも削除しました)