Electronics Pick-up by Akira Fukuda

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「羽田空港に新幹線」が中央リニアの前にJR東海とJR東日本がやるべきこと

中央リニア新幹線の建設に反対する理由の2つ目は、利用者の利便性向上と外国人観光客の来日拡大を本当に考えているのであれば、JR東海にはやるべきことがいくつもあるからだ。


最も始めにやるべきことは、羽田空港の新幹線化である。品川から品川区の海側に、新幹線の車庫が伸びている。大井ふ頭には東海道新幹線の巨大な車庫がある。


ところがこの東海道新幹線車庫のすぐ南に、羽田空港東京国際空港)があるのだ。その気になれば、品川と羽田空港は5年以内に結べるのではないか。すると羽田から品川でスイッチバックして新横浜、小田原、熱海、さらには静岡へと続く新幹線を運行できる。羽田から1時間強で静岡に到着する。これは有り難いことだ。静岡だけでなく、名古屋や京都などにも直通で運転できる。



また羽田から東京方面に向かう新幹線列車も運行できる。東北新幹線を使って羽田空港〜宇都宮、上越新幹線を使って羽田空港〜高崎〜長岡、長野新幹線を使えば羽田空港軽井沢〜長野という新幹線を運行できる。ここでネックとなるのが東京駅の接続なのだが、実際にはレールを東海側と東日本側とで結んである新幹線ホームが存在する。技術的には東北・上越長野新幹線東海道新幹線の相互乗り入れは問題なく可能なのである。

相互乗り入れをやらないのは、JR東海JR東日本が消極的だからとされる。両社は競争意識と縄張り意識が強い。このため、利用者は要らぬ不便を強いられている。


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