Electronics Pick-up by Akira Fukuda

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推薦! 映画版「図書館戦争」、本が好きなすべての人に贈られた映画

映画版「図書館戦争」はエアラインのビデオ上映で観賞しました。狭くて小さな液晶パネルの画面、決して良くない音声品質にも関わらず、十分に楽しめました。



本が好きな人にとってはたぶん、とても嫌な架空の日本社会(時代はほぼ現代)が舞台です。その社会では「メディア良化法」という法律の下で本を含めたメディアに規制がかけられており、「良化隊」という武装組織が書店や図書館などを取り締まっています。しかも、謎のテロ組織が東京のとある図書館を焼き討ちにし、死者を出してしまう。「焚書」という文明社会では到底許容できない、この野蛮極まりない行為がきっかけで、本を守る組織「図書隊」が創られます。


図書館は図書隊によって管理、守護される存在となります。図書隊はいくつかの部隊に分かれており、武力を行使する特殊部隊が存在します。この特殊部隊が「良化隊」の武力と対抗し、本を守る、という社会です。「良化隊」と「図書隊」はともに法的に裏付けのある組織で、いずれも法律に則って行動します。この点が興味深いです。


ストーリーは当然ながら、主人公が所属する図書隊と、良化隊との戦い(武力行使を含めて)を中心に進行します。そこに人間模様、ぶっちゃけ、ラブストーリーが絡まるという枠組みです。


映画を観賞していて非常に驚いたのは、設定(現代日本とは異なるもう一つの日本社会)の説明が丁寧で分かりやすいことと、ストーリーがきちんと進んでいることです。粗雑さがほとんどなく、非常に好感を持ちました。武装組織が二つ(自衛隊を含めると少なくとも三つ)あって戦う(つまり死傷者が出る)のに、社会秩序が維持されていることは結構に不思議なのですが、その理由もそれなりに説明されています。


エアラインでは往きの便で観賞して楽しめたので、帰りの便でも観賞してしまいました(爆)。2回も見てしまったけど発見があって2回めも楽しめました。


そうなると当然、原作の小説も読みたいのですが。時間がなくてまだ読んでません(←オイ)。原作はシリーズ化されて何作も出ていると知って正直、ビビっています。


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