ラムバスが19日午後に開催した記者会見の内容を記事にしております。マイコミジャーナル様に掲載していただきました。
「Rambus、次世代メモリ技術「XDR2」で16Gビット/秒の転送波形を実現」
http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/10/20/rambus_xdr2/index.html
次世代メモリインタフェース技術「XDR2」と「Mobile XDR」の話題がメインです。
ラムバスのプレゼンテーションがとても分かりにくくてラムバスの技術を良く知らないプレスにとっては相当にきつい記者会見だったと思います。それにしても、記者会見でのプレス側の劣化ぶりがひどかったです。
質問で「データ転送速度が増えるとなぜメモリの消費電力が増えるのか」とか。困りました。メモリの消費電力が増えるとはラムバスは言ってないし。まあ、ラムバスの言い方だと誤解されるのも仕方ないのかも。でも入出力回路の消費電力が増えるのは当然ですよね。
別の質問で「XDRとXDR2で互換性がないが問題にはならないのか」というのもありました。ラムバスはデュアルモードのコントローラ回路を提供するとすでに表明しているんですが。ラムバスの答えもひどくて、「互換性はある」とか堂々と言っちゃうし。シングルエンドと差動でどうして互換性があるのか、知りたいぜ。
昔は「不勉強で申し訳ないんですが」と前置きされた質問は「おおお」とうなづくような鋭い質問だったりしたんですけど。今は本当に「不勉強かつ誤解している質問」になり下がっています。それも一般紙ではなく、専門誌の記者の質問なので、事態は深刻です。鬱々。
この日は午前中に日本オラクルの記者会見にも参加したのですがこちらは記事にしませんでした。T3プロセッサ(開発コード名RainbowFalls)はすでに記事にしたものよりもずっと抽象化した話に終わっていたので。T3プロセッサのことを知りたいかたはこちらの記事をどうぞ。ISSCC 2010で詳しく述べられております。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20100209_347976.html
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