アナハイムで開催中のIRPS 2010レポート、2本目です。
「Intelなどが大規模ロジックのソフトエラー対策を公表」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20100507_365746.html
ソフトエラーの話題はここ数年でずいぶん変わってきました。メモリはマルチビットのソフトエラーが普通に論じられています。シングルビットよりもマルチビットが議論の対象になっています。そしてロジック(論理回路)のソフトエラーに関する研究発表が増えてきました。SRAMベースFPGAでは数年前に噂になっていたのですが、今ではロジックの発表件数がメモリの発表件数と同じくらい(印象ですが)になってきたようです。
かつてDRAMのアルファ線ソフトエラーを世界で始めて公表したのは、Intelです。1978年のIRPSでした。ロジックのソフトエラー対策でもIntelは最先端を走っているように見えます。その一端が今回のIRPSに見られます。