「IEDM 2008 - Intel、45nmプロセスの低消費電力版SoC技術を開発」
http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/12/24/iedm2008intel_soc/index.html
Intelは現行のSoC(System on a Chip)を90世代で製造しており、次世代品は65nmプロセスをとばして45nmプロセスに移行すると表明しています。また、注目を浴びているAtomプロセッサをCPUコアとするSoCを45nmプロセスで製品化する計画です。
発表講演を聞いて分かったのは、45nmと微細なCMOSプロセスを駆使すると、相当に優れた高周波性能が出せるということです。雑音特性は分かりませんが、動作させることが目的であれば、ちょっとやそっとのSiGeバイポーラプロセスではとてもかないません。化合物半導体ではコストでとても太刀打ちできないし。Intelが高周波ICベンダーになってしまいそうです。
それはそうと、こういった発表の意味に気付けるようになったのは、8月にサンフランシスコに出かけてIDF(インテル開発者フォーラム)を取材したおかげです。旅費は全部ジバランでしたので赤字でしたが、プライスレスの価値はありました。