Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

コラム「デバイス通信」を更新。「液晶と有機ELが高画質化で競り合うテレビ用ディスプレイ(前編)」

EETimes Japan様から頂いておりますコラム「デバイス通信」を更新しました。
シリーズ「2022年度版 実装技術ロードマップ」の第47回です。

eetimes.itmedia.co.jp

実装技術ロードマップ(書籍)の第2章「注目される市場と電子機器群」から、
第6節「新技術・新材料・新市場」の内容紹介に入っております。
2番目のテーマは「次世代ディスプレイデバイス」です。その第4回となります。

テーマは「テレビ(TV)用ディスプレイパネル」。前後編の前編です。前編では市場(数量ベース)とパネル駆動素子を扱っております。
テレビ用ディスプレイはご存知のように、液晶パネルが主流です。ハイエンドでは有機EL(OLED)パネルと液晶パネルが画質と価格で競っております。

なおパネル駆動方式では、実装技術ロードマップではパッシブマトリクスを扱っておりません。アクティブマトリクスの薄膜トランジスタTFT)のみです。あらかじめご了承くださいませ。


数日前にご紹介した上記書籍ですが、購読したところ、かなり不満が残りました。
材料の説明が多く、有機化学の書籍のようです。
それから内容がかなり古いです。「2023年9月7日」が発行日とは信じられません。「今を知る!」の帯が悲しいです。
かろうじて新しいのは「量子ドット技術」でしょうか(ただし量子ドット太陽電池の説明は不要かと。邪魔です)。

逆に、昔ながらの基本を知りたい方(新しくなくても構わない方)には入門書として良いでしょう。
蛍光表示管が説明されているくらいですから。

蛇足でした。