EETImes Japan様から頂いておりますコラム「ストレージ通信」を更新しました。HDD大手2社が四半期業績と会計年度業績を発表したので、その概要を報告します。Seagate Technologyの四半期業績は前回で説明しています。今回はWD(Western Digital)です。
タイトルの通り、4四半期連続で前期比がマイナスとなっています。赤字がさらに拡大しました。
WDの業績で悲惨なのは、HDD事業は減収ながら粗利益率が21%で粗利は出ているのに対し、フラッシュ事業は増収なのに粗利益率がマイナス12%と粗利の段階で損失が出ていることです。極端に言えば「売れば売るほど赤字」になるほど、値下がりがひどい。
HDD市場は今後、金額では増える傾向にありません。フラッシュ応用品(SSDなど)市場が値下がりで壊滅状態ですが、いずれ金額では拡大しそうなので投資は続けたい。でも赤字が拡大中という。
詳しくは記事をお読みいただけるとうれしいです。