Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

コラム「セミコン業界最前線」を更新。「半導体売り上げトップの座がついに交代へ」

PC Watch様から頂いておりますコラム「セミコン業界最前線」を更新しました。今月はいろいろあってコラムが書けず、やっと更新できました。


Samsungがついに半導体売り上げランキングのトップを奪取へ〜Intelが25年間にわたって君臨してきた地位を明け渡す」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/semicon/1062248.html


世界最大の半導体メーカーと言えば「インテルIntel)」、
という常識がついに崩れようとしています。


韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)が、
半導体売り上げでIntelを抜こうとしているからです。


現在は四半期ベースのトップ争いですが、
2017年の年間ランキングでもトップを奪取する可能性は
かなりある、と推定しております。


もしSamsungが年間ランキングでもトップとなると、
韓国企業としては初めてのトップ奪取となります。


半導体産業の発祥地である米国以外の企業で
過去に半導体売り上げ高ランキングでトップとなったは
日本企業(NEC)だけだったと記憶しています(すみません、
記憶頼りなので事実確認してないです)。


トップ交代の可能性が出てきた理由は、単純に言うと
半導体メモリの値上がりによってSamsungの売り上げが
急激に伸びているからです。


SamsungDRAMの最大手であり、NANDフラッシュの最大手であり、
世界最大の半導体メモリベンダーでもあります。


そしてDRAMとNANDフラッシュはともに寡占化しており、、
「競争原理による価格低下が起きにくいという構造的な問題」があります。
過去の半導体メモリ業界では、供給不足で値上がりすると、
どこかが抜け駆けして大増産して
需給が緩和してさらに供給過剰となって
急激に値下がりするというのが
お決まりのパターンだったのですが。


寡占化がここまで進むと、うーん。どうなのか。
ユーザーにとってはありがたくない状況です。