Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

プロ野球漫画「グラゼニ」と元祖プロ野球漫画「あぶさん」の共通点

銭金をテーマに据えた異色のプロ野球漫画「グラゼニ」がとりあえず完結しました。全17巻。主人公は「神宮スパイダース」の中継ぎ投手(左投げ)。プロ野球選手名鑑の全選手の年俸を記憶して対戦の度に主人公は自らの年俸と比較するという設定で物語は始まりました。自分にとってはこの作品はとても面白く、結局、全巻をそろえることに。


グラゼニ(17)<完> (モーニング KC)

グラゼニ(17)<完> (モーニング KC)


グラゼニ(17) (モーニングコミックス)

グラゼニ(17) (モーニングコミックス)


プロ野球漫画といえば、実在の選手と球団が登場しまくりという異色の漫画、そして連載が41年という気が遠くなるような年月になった作品がありますね。ご存知「あぶさん」(主人公のニックネームがそのまま作品のタイトルになっている)です。自分は「あぶさん」が大好きで、連載開始当初はすべての単行本を購入して何度も読み返していました。でも20巻あたりからでしょうか。主人公のあぶさんが結婚したあたりで、ストーリーからリアルさが失われたことで離れていきました。自分で勝手に呼んでいる「長期連載による良いヒト化と作品の堕落」からあぶさんも逃れることはできず、どんどんつまんなくなって行きました(個人の主観です)。


当初の「あぶさん」はとても良かった。すごかった。

あぶさん (1) (ビッグコミックス)

あぶさん (1) (ビッグコミックス)

第1巻です。このころの「あぶさん」はかなり荒んでいて、それが良かった。すごく、「大人向けの漫画」でした。二日酔いでヘロヘロでもきちんと打つ。一打席にすべてを賭ける、代打の凄さが迫力たっぷりでした。


あぶさん (2) (ビッグコミックス)

あぶさん (2) (ビッグコミックス)


衝撃の第2巻です。なんと、あぶさんがオトナの恋愛!! 旅館で一夜をともにしたと分かるシーンがあります。水島漫画ではとても考えられない衝撃のシーンで、とても驚きました。この第2巻は本当にすごい。100巻あたりのゆるゆるな雰囲気とは、かけ離れているアダルトな「あぶさん」です。



そして「グラゼニ」に戻ります。「グラゼニ」には、「あぶさん」と共通の仕掛けがほどこされていたのです。それに気付いたのはなんと、グラゼニ最終巻の17巻。われながら、自分の鈍さにあきれます。「あぶさん」と言えば、「大虎」です。「大虎」はあぶさんの行きつけの飲み屋で、父と娘がきりもりしています。場所は大阪のミナミだと思われます。


グラゼニ」には、東京の恵比寿にある「キッチン味平」という定食屋が、主人公の行きつけの店として出てきます。ご主人と女将さん、そしてアルバイトの若い女性がきりもりしています。この類似点になぜこれまで気付かなかったのか。あうう。恥ずかしい。そしたら当然、「・・・」の展開ですよ。「あぶさん」と「グラゼニ」ではパターンは違いますが、漫画の中での舞台設定は同じです。


すみません。何が言いたいのか、よく分からなくなってきました。とりあえず「グラゼニ」の完結を祝いたい。そして新シリーズ「グラゼニ 東京ドーム編」に期待です。

グラゼニ~東京ドーム編~(1) (モーニング KC)

グラゼニ~東京ドーム編~(1) (モーニング KC)