Electronics Pick-up by Akira Fukuda

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子供が手術で入院しました(わんこ)(後編)

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上の写真は、脱臼した左前肩をアップで撮影したものです。膨らんでいるのがわかりますでしょうか。写真だとなかなか難しくて。ごめんなさい。


さて、場所は手術をした動物専門整形外科病院の診察室です。慶次が麻酔から覚めるまでの間に、術式の説明を受けました。

術式は、2種類の手術が予想されておりました。診察した後で受けた術式の説明をしますね。最初の術式は、成長が止まった骨(肩関節にはまっている骨)を切断し、脱臼した骨を肩関節にはめ込んで固定するというものです。ここで問題となるのが、脱臼した骨が元の肩関節にきちんとはまるかどうか。脱臼した状態が長く続くと、はめにくくなるようです。


はめるのが無理なときは、脱臼した骨を2カ所切断し、骨を短くします。短くなった骨を接続するとともに、関節にはめ込みます。こちらの術式はかなり難しい(といっても最初の術式も簡単なわけではないということです)ので、できればやらないで済ませたいという術式です。こちらになると、手術費用がアップしそうだというのも痛いです(手術費用は入院1週間込みで数十万円の真ん中から上の方までの幅がありました)。


時間を手術完了直後に戻します。実際には、最初の術式だけで、脱臼した骨が関節にはまりました。良かったです。でも手術後のレントゲン写真は、想像していたよりもはるかに痛々しいものでした。骨を固定するインプラントが入っているのですが、想像していたのは歯科医院のインプラントのような、樹脂製の骨組みで固定するものでした。インプラントがあるのは聞いていましたが、どんなものかは分からなかったんです。


実際のインプラントは、金属製のボルトとワイヤーでした。イメージは「鉄条網」でしょうか。肩関節の上側と下側にドリル(?)で穴を開けてボルトを埋め込みます。2本のボルトが骨に刺さった状態になります。2本のボルトを、ワイヤーで八の字を描くように巻いて固定してありました。金属の細いワイヤーで2本のボルトを結索してあるのが、レントゲン写真では丸見えです。なんか、土木工事、いや違った、電動ドリルとかドライバーとかペンチとかの世界です。ぐわー。なんということだ。こんな異物を慶次の身体に埋め込むとは。ショックです。



あと、少し驚いたのは。切断した骨が、そのままだったこと。切っただけ。短い骨でしたので、切断したところが引っ張られて間隙になっています。この骨は前足を主に支える骨ではないので、切ったままでも大丈夫だとのことでしたが、それでも切ったままというのはあんまり、みたくない。しばらく経つと、切断面は成長してつながることもあるそうです。つながらないこともあるそうですが。どっちになるかは、やってみないと分からないとのことでした。あうう。できればつながって欲しいなあ。


予定通りなら、あと数日で退院です。慶ちゃん、もうすぐだよ。