Electronics Pick-up by Akira Fukuda

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衆議院選挙の前に「政見放送」を見る(そのいち)

前回の衆議院選挙のときにテレビで見てとっても面白かった番組が「政見放送」です。
政党別のやつが気に入りました。小泉さん(自民党)の迫力に圧倒されました。一方、岡田さんと連紡さん(民主党)の放送はあまりにも下手で脱力しました。自民党の大勝を確信したのはこのときでした。


そしてようやく。4年ぶりに政見放送ですよ(比例代表の東京選挙区放送分です。ほかの選挙区の方、ごめんなさい)。
わくわく。


とりあえず見ることができたのは、「公明党」、「民主党」、「自民党」、「共産党」の放映分。


公明党」は太田委員長と松あきら議員のお二人によるかけあいトーク。目線はしっかりとカメラ目線。連立政権の与党ですから実績を強調するかと想定していたのですが、公明党の実績強調トークが抽象的でよく分かりません。困りました。与党意識があまり感じられません。学会票は安定票なので中身はわりとどうでもよいのかも。かも。


民主党」は鳩山代表松居一代(俳優)のお二人によるかけあいトーク。これは失敗です。松居さんの目線が鳩山さんに集中しており、鳩山さんが目線をカメラにもっていけず、困っているようでした。トークの内容は抽象的で、とりあえず政権交代させてくれ、みたいな感じ。ただよかったのは、後半に鳩山代表だけのスピーチがあったこと。ここは迫力がありました。内容は相変わらず抽象的でしたが。前回のダメダメな岡田さんのときよりは良いできでした。が、全体としては失敗かと。あかんです。


自民党」は麻生総理と島尻安伊子議員のお二人によるトーク。内容はこれが最も良い出来でした。過去の実績(景気回復の財政出動とか高速道路料金の値下げとか)を具体的に強調しており、分かりやすい。ただし「ある党」を引きあいに出して批判している個所がいくつかあり、これはマイナスです。目線はお二人ともしっかりとカメラ目線で正面を見据えており、これも良好。小泉さんのときとはまったく別の構成でしたが、評価は高いです。


共産党」は志位委員長と女優さん(すみません!名前度忘れしています・・・)のお二人によるトーク。これが共産党らしいというかなんというか、自民党と全然違うんですね。非正規雇用労働者を守る、派遣労働者をまもる、貧困層の不安を除くといったトークです。そしてよい意味で驚いたのが、政権交代後の役割について説明したこと。これはかなり凄いです。民主党連立政権には参加しないが、建設的野党として賛成すべきものは賛成していく。でも譲れないところはきっちりと反対していく。共産党らしくない?合理的な考え方です。ただまずかったのはその後です。オバマ大統領を引きあいに出してきたこと。これはまずい。志位さん、暗に自分がオバマ大統領の下である、としゃべってることになってしまいます。米国の大統領を何で出すのかがわかりません。あと、目線はしっかりとカメラ目線でした。


全体の評価は「自民党」>「共産党」>「公明党」>「民主党」です(放送内容だけからの評価です)。


とりあえず以上です。「社民党」、「国民新党」はまだ見ていないので「そのに」で書きます。

【追記】すみません! 「社民党」と「国民新党」の政見放送を見忘れました。
よって「そのに」は、早くても次回の国政選挙まで延期いたします。謹んでお詫びいたします。