Electronics Pick-up by Akira Fukuda

日本で2番目に(?)半導体技術に詳しいライターのブログ

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世界の携帯電話人口は26億人

日本のエレクトロニクス業界団体であるJEITA(電子情報技術産業協会)が携帯電話の世界需要予測をまとめた。
http://www.jeita.or.jp/japanese/hot/2006/1213/g-summary.pdf


その報告書「携帯電話世界需要予測〜2008年までの需要展望〜」によると、
・2006年の世界人口は65億9000万人 前年比1.2%増
・2006年の携帯電話累計加入数は25.9億
である。普及率は39.3%。地球人の4割は携帯電話人だという計算になる。
これを4割も加入したとみるか、あと6割も市場が残っているとみるかは立場や思惑によって違うだろう。


JEITAの報告書では、2008年の世界普及率を48%とみている。その時点での地球人口は68億人、携帯電話累計加入数は32.6億である。2010年には確実に、地球人口の半分が携帯電話を使うことになるのだろう。


そして携帯電話機の需要である。報告書によると、2006年の上位5カ国は中国、米国、インド、日本、ロシア。中国は1億1800万台、日本は約半分の5070万台である。この順位は2008年でも変わらない。変わるのは台数の開きだ。中国が1億6000万台と断トツになり、2位の米国は1億1500万台、インドが1億300万台。そして日本は4900万台と端末需要は減少し、上位3カ国との差が開くことになる。日本は上位5カ国で唯一、人口減傾向であることが響く。